“味のある釣り、味のある人生。”ふたたび!
2021年『ABU for LIFE』、2024年『Old Tackle Anglers』の大成功を追い風に、 『Old Tackle Anglers』の続編が大・増ページで登場です。
今号も『フィッシュ・オン』『オーパ!』等の名著で知られる小説家・開高健とABUを大特集。
開高健は著作『私の釣魚大全』『白いページ』に登場する昭和49年酒田港のスズキ釣りをめぐる地元釣具店主との手紙のやりとり(往復書簡)を初公開。
また前号につづき開高健記念館収蔵の、小説家が愛用したルアーやさまざまな品を詳しく解説。あの『もっと遠く!』で「オタワの奇蹟」巨大マスキーを釣りあげたサラマンダーも登場! 往復書簡とともに、開高ファンならば絶対に見逃せない内容です。
ABUは超希少モデルを含む歴代アンバサダー5000番解説のほか、アンバサダー、カーディナルのチューニング記事等を掲載。
このほか、フェンウィックベイトロッドの変遷解説、ユニークなクローズドフェイスリールのコレクション&解説や、オールドタックルを使ったさまざまな釣りの楽しみ方、人生に大きな影響を与えた思い出のロッドと釣り、ロッドメンテナンスなど、全編オールドタックル愛が詰まった宝箱のような一冊です。
CONTENTS
6
雨がくれた絶好のイワナ日和
飛騨川でよみがえったクラシックギアの鼓動
ミノーを使い分ける渓流コンビネーション
写真と文 編集部
14
ベロと一緒にゆる釣り旅
赤と黒のサムバーが格好いい6600Cと黄金色に染まる初秋の田園地帯を釣り歩く
写真 編集部 文 高井主馬
22
カスタムリールと出掛ける夏の奥琵琶湖ケタバス便り
遊び心と進化する軽量パーツが小さなルアーを軽快に躍らせる
27
淀川クラシック&モダン劇場
街を背にした晩秋トップウォーターゲームの原風景
写真と文 編集部
34
Fenwickベイトロッド変遷
トップウォーターゲームに適したショートグリップの躍進と終焉
写真と文 樋口智昭
43
ロッド温故知新
進むべき人生の道標となった思い出のタックル、そして今
立原資朗 SPEED STICK #1-16HOBB
SUPER PULSER FWS-65M
舟木雄一 Quickfire Graphite C QGC-2602
井谷 守 Super Strike FO-60 RESERVOIR STICK
LUNKERSTIK2000 2053
HMG GRAPHITE GFC553
堀田昌寛 Weedbed Monster EH
小川広太 Silver Creek S702-MLRS
CARDIFF CF70-2MLⅢ
高井主馬 Super Strike FL-59 Lilypad Husky
56
時を経てロッド復活
穂先を壊して放置していたスピードスティックを修復
まとめ 編集部
64
原初のライギョロッド
ウィードベッドモンスター泰斗スペシャル
写真と文 編集部
70
初公開
開高健×富山誠一(富山釣具店)
山形・酒田港 スズキ釣りを巡る往復書簡
写真と文 編集部
80
開高健×富山誠一 往復書簡発見物語
写真と文 編集部
98
開高・邂逅 小説家の断片1
おあいその通じない人 佐藤規子さん談
98
開高・邂逅 小説家の断片2
子供心にオーラを感じた 北田裕也さん談
100
Kokage time
開高健に会いに行くBar
写真 Bar Kokage 文 高橋恵未
101
開高健記念館探訪Vol.2
小説家の分身との邂逅
写真 編集部 文 Kazz
111
ベイトリールのど真ん中Ambassadeur 5000ファミリー
画期的な機構を世に送り出したABUの代表機種5000番の変遷
写真 編集部
文 立原資朗
118
人気のチェリーレッドが初回限定生産で復刻
Ambassadeur Factory Tuned Red
まとめ 編集部
120
Ambassadeur2500C Avail流フルチューニング
オールドの趣き残しつつ最新鋭機に生まれ変わる
写真と文 編集部
124
カーディナルチューニングの最適解
ライントラブルの軽減と滑らかな回転を実現する
写真と文 編集部
128
深遠なるクローズドフェイスリールの世界
写真 編集部 解説 宮宗俊太
132
オールドタックルと付喪神
写真 編集部 文 大東たくじ
136
玉越和夫サーフェイスゲーム
七色ダムに愛艇シーニンフを浮かべる
写真と文 編集部
142
静寂の鹿児島錦江湾でトップウォーターゲーム
もどかしい秋のクロダイとクレイジークローラー
写真と文 編集部
【特集1】
令和のグレは日本海に集う
【特集2】
名手がこだわる“ウキの下”
今号の特集は、近年注目を集める日本海のグレをクローズアップした「令和のグレは日本海に集う」です。早くから日本海に着目し実績を上げる上田泰大さんの京都府野原ロケ、各地のエキスパートによるご当地の概況と釣果アップのアドバイスなど、いまが盛期の日本海を楽しむ情報を盛り込みました。ウキストッパーなど名手がこだわる“ウキの下”、釣れる潮の考察、初夏のチヌを手玉に取るノウハウ、石鯛ハリスの基礎とこだわり、そして先日開かれたG杯チヌで連覇を達成した外輪勝也さんの強さの秘密や、北村憲一さんのフカセヒラマサなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
CONTENTS
016
黒鯛で磨いた競技の魂
“2魚種制覇”の外輪勝也in岡山県日生
026
ボイルで魅せろフカセのヒラマサ
北村憲一が初挑戦in島根県隠岐
034
令和のグレは日本海に集う
良型が待っている右肩上がりのフィールドへ
036チヌのちグレ若狭の初夏はWキャスト
上田泰大in京都府舞鶴
044 日本海のグレ今昔
046 【山口エリア】安定するシーズンは5〜7月/井上裕也
048 【島根エリア】口太グレ中心だったが尾長も/藤井夢人
050 【兵庫エリア】波高1m以下が出船条件だが/荻野貴之
052 【若狭エリア】魚影濃く競技の練習にも人気/金井田竜矢
054 【越前エリア】渡船区は少ないながら/嶋田健一
056 新潟以北のグレ事情/高木道郎
060
こだわりは無制限!
クローズアップ“ウキの下”
ウキゴムとヨージの時代から進化は続くよどこまでも
068
ウキストッパーカタログ
072
頼りになる強い味方
MYパイロット仕掛け/小松和伸
082
わが家のとびきりクッキング
ちぬ三昧/波多瑞紀
084
グレ釣りで絶対知りたい!
釣れる潮と釣れない潮Q&A
スゴ腕“磯読み”レジェンドたちがズバリ回答
国見孝則/小島一文/田中修司/友松信彦/東弘幸/藤園賢一郎/前西喜弘/山元隆史/和泉泰久
094
ショッキングピンクはこう攻めよ
小谷さとしのマダイ釣り指南
099
“初夏チヌ”を手玉に取ろう
100 初夏からの強敵はエサ取り
101 メリハリ付けた攻めで/波多瑞紀
105 サシエローテで勝負/東弘幸
106 コーンで正面突破/谷脇英二郎
108 スカッと気持ちのいい渚釣りにチャレンジだ
112 どこのチヌがいちばんうまいのか
ニッポン“うまチヌ”ランキング/中西毅
116
磯の王者を食わせるための重要パーツを考察する
石鯛ハリスの基礎とこだわり
126
GW明けの出雲で夢のサイズ現る
和歌山でクチジロ83.5cm・10.65kg!
128
釣ってよし食べてのよしの好ターゲット
旬のイサギを釣ろう
130
編集後記
【特集】
新釣法・有効リグ・秘蔵テクで大物連発!
ロックフィッシュ完全攻略2025
岸と沖、人気のソイ、アイナメも、今まさにロックフィッシュの釣りはシーズン前半の最盛期。どちらもブーム初期に比べると50㎝の壁は低くなったとはいえ、コロナ禍以降、アングラーが多くなり、釣り場の立入制限が増えている近年、一筋縄ではいかなくなっています。そこで今号はメジャーポイントを中心に、話題の新しい釣法をフィーチャー。大ものを引き寄せる背景に迫り、タックルやテクニックを詳しく紹介します。さらにフィールド&ターゲット別にエキスパートが独自のスタイルを徹底解説。岩のように堅いメソッドが盛りだくさん!
特集以外には、こちらも好機を迎える支笏湖・洞爺湖の攻略法について掲載。支笏湖であがったブラウントラウント87㎝のヒットパターンや夏に有効なセミルアーの使い方、洞爺湖のポイントガイドなど、フリーク必読の内容です。
≪FEATURE≫
【特集】
新釣法・有効リグ・秘蔵テクで大物連発!
ロックフィッシュ完全攻略2025
012 ワインド釣法で誘う
東積丹インショアゲーム
017 ねらうは60アップ!
小樽×クロソイBIG LURE TACTICS
020 カギを握るのはベイト
噴火湾 港アイナメ攻略法
023 ルアー選択の幅も広い
磯も港も“フィネス”でテンポよく!
026 安近短がGOOD♪
週末アングラーを癒す“ナイトロック”
029 “根技”のレパートリーを増やせ!
もう一本を獲る 初夏の根魚釣り道場
030 磯の面白さを増幅させる スイムジグの使い所
032 壁撃ち&遠投 死角なきアプローチで快釣
034 戦略が多彩 沖でこそウデが磨ける
036 3パターンの誘いで グッドサイズ
038 近距離特化型 テクニカルスタイル
040 根魚ブランドを冠した本気作
ロックライバー・ラッキークロー解体新書
076 今夏こそ、離島を釣ろう!
ちょい釣り派から本格派まで 天売島・焼尻島
080 日中なら磯も港も
ハチガラは穴を釣れ!
≪SPECIAL≫
042 厳しい今季をどう釣った? 道南・道央日本海サクラマス総括
050 シンプルながら奥深い漁具でねらう 津軽海峡タイラバのすすめ
044 熊本のロッドメーカーが送る 北海道も想定した「ZINN」という名のフライロッド
054 苫小牧沖はまさに楽園! 絶品の抱卵マガレイを求めて
060 ハイシーズンの湖で使いたい カルテラスNEWロッド&ルアー解説
067 大ものねらい、セミでドカン、推奨ポイント 6月の支笏洞爺は熱い!
068 濁りの中、チャートのシンペンを襲った! 支笏湖87ブラウン
070 ヒット率ナンバーワン 蝉ルアーの基本と裏技
075 ココなら間違いナシ 洞爺湖 厳選7場所
083 Fly Fishing NEW Basics 渓流エゾイワナ初夏編
090 釣れる条件、ルアー、操作 オホーツク・サクラの勘所
094 7月なら降海型と陸封型 どっちも追える! 南十勝 サクラマス&ヤマメ釣り
≪REGULAR≫
062 ルアーこの一本 デベロップ シェル/エデン60H
100 今月の釣り予報 5月下旬~6月中旬
102 ニュース海鮮丼 2025年5月号
108 今月ここでゲッツ!
109【留萌】ヒラメ×オフショアジギング
110【後志】ヒラメ×ルアーフィッシング
111【後志】アイナメ×ルアーフィッシング
112【渡島】アイナメ×ルアーフィッシング
113【渡島】スルメイカ×エギング
114 ヒグマ110番 第五十一話 ヒグマに関する刑事事件2
116 釣り人のための自然環境学 第49回「ポータブル魚道」という救世主
≪OTHER≫
064 Special Presents
122 NA釣り倶楽部
124 North Angler’s Pickup!
127 バックナンバー
128 From Staff
129 アンケート
大津清彰さんによる『Basser』の人気連載が待望の書籍化!
ストマック調査の第一人者である氏がバスの胃の内容物を調べ、
純然たる事実のみを頼りに導き出したバスとエサの生態が一冊に。
目次
まえがき……004
ストマック調査が教えてくれること……006
第1章 バスのベイトを知る
ベイトを理解するための分類法……012
虫パターンの核を成す「水表生物」……016
プランクトンから考える「マイクロベイトパターン」……020
エビ・ゴリなどの底生生物たち……024
小魚を捕食するバスの習性……028
マッチ・ザ「エビ&ゴリ」なルアー……032
フィールドによって異なるエサとルアーの好み……034
大型のバスは大きなエサしか食べないのか……038
マッチ・ザ「陸生昆虫」なルアー……042
マッチ・ザ「ヤゴ」なルアー……043
季節ごとのエサで見るバスの動き【冬】……044
季節ごとのエサで見るバスの動き【春】……048
季節ごとのエサで見るバスの動き【夏】……052
季節ごとのエサで見るバスの動き【秋】……056
マッチ・ザ「ブルーギル」なルアー……060
マッチ・ザ「ザリガニ」なルアー……061
マッチ・ザ・ベイトの盲点とリスク①……062
マッチ・ザ・ベイトの盲点とリスク②……066
マッチ・ザ「ワカサギ&アユ」なルアー……070
第2章 バスの生態を知る
バスの年齢と大きさ……074
バスの空胃率……078
ラージマウスバスの消化速度……082
バスはいつ捕食しているのか……086
マッチ・ザ「ボラ(ハク)」なルアー……090
ルアーに対するバスの行動プロセス……092
バスはどうやってルアーを発見しているか……096
バスはなぜルアー(偽物)に接近するのか……100
バスがルアーを口にする3つの理由……104
ルアーの「舌触り」と「味」……108
マッチ・ザ「オイカワ」なルアー……112
マッチ・ザ「カニ」なルアー……113
魚の視覚を科学する……114
利用すべきバスの味覚……118
バスの嗅覚とフォーミュラの効果……122
バスの聴覚と好みの音……126
バスの触覚とハード・ソフトルアーの違い……130
マッチ・ザ「ミミズ」なルアー……134
マッチ・ザ「ユスリカ(アカムシ)」なルアー……135
マッチ・ザ「シラウオ」なルアー……136
第3章 バスの行動を知る
マッディーorクリアでのバスの違い……138
縦に誘うか横に誘うか……142
バスは何を見ながら動いているか……146
マッチ・ザ「カエル」なルアー……147
マッチ・ザ「アメンボ」なルアー……148
「スレる」とは何かを考える……152
魚にも自我はあるのか。最新の魚類脳研究……156
奥付……160
トラウトルアーフィッシングといえば、ミノーやスプーンを使った釣りが定番かつ王道。ですが実際にマスたちがエサとするのは小魚や水生昆虫にとどまらず、セミやバッタなどの陸生昆虫、ときには小動物も捕食しています。となると、一尾に近づくためのアプローチは無数にあるはず。
本書は釧路市のショップ『ランカーズクシロ』の佐々木大さんが、これまでに『North Angler’s(ノースアングラーズ)』誌で執筆した記事の中から、とくに斬新かつ有効な釣り方をピックアップ。虫ルアーをはじめ、ビッグベイトやスピンテール系の活用法など、“常識を超える”23種のメソッドを紹介します。
CONTENTS
【春ーSPRING-】
5……CASE1
蛙の歌が聞こえなくても♪ 春を告げるカエルルアー
11……CASE2
川のニョロニョロはドジョウだけじゃない! ヤツメウナギと鱒
17……CASE3
不人気カラー? でも、釣れる! クリアがハマる条件
21……CASE4
誘って食わせる、だから面白い 川もダイイングルアーは効く!
【夏-SUMMER-】
27……CASE5
トラブル少なく巻くだけでOK スピンテール系という切り札
35……CASE6
釣果は平均以上!? フラットサイドミノーの強み
41……CASE7
浅くても深くても 夏こそ試したいフローティングミノー
47……CASE8
食わず嫌いはもったいない “アユカラー”を使ってみよう
53……CASE9
春蝉が鳴かずとも セミルアーの有効期間は長い!
61……CASE10
バリエーション充実の今、使わない手はない! 川トラウト×クランク
67……CASE11
渇水対策にも有効 渓流スプーン「5g未満」の可能性を探る
【秋-AUTUMN-】
75……CASE12
大鱒を釣るためのBIG BAIT最前線
83……CASE13
難しい操作は不要 秋の大ものをS字系で攻略!
91……CASE14
市販品か自作か、ループの長さは? ビッグベイトのフックを考える
99……CASE15
クネクネ&ニョロニョロで誘う ジョイントミノー
【冬-WINTER-】
105……CASE16
本流向きの80㎜以上限定 “シンキングミノー”を3タイプに分けて考察
113……CASE17
厳寒期も中層で誘う ジャークベイトの使い方
121……CASE18
シーズン後半に真価を発揮 渓流のシャッド戦略
127……CASE19
低比重という選択もアリ “肉薄”スプーンが活きる流れ
133……CASE20
冬季こそ試したい 川でも効く!スライドスプーン
139……CASE21
カケアガリにねらいを定めて 10g以下スプーンのススメ
145……CASE22
バレにくい、根掛かり減、バイト増etc. “ロングループ・シングル”活用法
151……CASE23
貫通力の差を実感 フッ素コートフックの威力
158……Epilogue