つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2019年1月号
寒さますほど面白い「陸」と「海」を自在に冒険!
たっぷり遊ぶ、水郷or地磯

特集は“寒さますほど面白い「陸」と「海」を自在に冒険! たっぷり遊ぶ、水郷or地磯”。まず水郷は「なるほどディープな釣りの原点 郷愁の国のマブナ釣り」と題して、マブナを特集。これからの季節、誰もの心の中にある懐かしい土の匂いを感じながら、時を忘れて遊べるのが、昔ながらの小ブナ・マブナ釣り。たまにはほっこり、心安らぐ釣り場へ出かけてみよう。続いて、地磯は「足で釣るから満たされる地磯で、まんぷく」。アクセスしやすい堤防に比べ、混雑の少ない地磯。そこに至る道のりが険しい場所もあるが、自分の足でたどり着付いて、釣った時の達成感はひとしお。その魅力をとことん見ていきたい。

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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