つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2018年7月号
「癒されるニッポンの原風景を見つけた!
小川で釣る。七色のタナゴ」
「アユ釣り開幕」

第1特集は「癒されるニッポンの原風景を見つけた! 小川で釣る。七色のタナゴ」。日本の里の水辺には、小さな宝石が泳いでいる。初夏はタナゴが鮮やかな婚姻色を身にまとう季節。その鮮やかさは、世界でも一番小さな釣りの対象魚の魅力と、何より“私たちがこれからも残したい自然”を教えてくれる。
第2特集は「アユ釣り開幕」。アユ釣りファンなら誰もが気にする天然ソ上のよしあし。今期は「良好!」という声が各地から聞こえてくる。昨年撮り置いていた河津川、碓氷川、藁科川、五ヶ瀬川、一ツ瀬川での実釣記事のほか、ダイワ鮎マスターズV3の瀬田匡誌さんのアユ釣り一問一答、解禁情報など充実の内容でお届け!

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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