つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2019年7月号
これなら釣れる!
ドライフライ・テンカラ

第1特集は「これなら釣れる! ドライフライ・テンカラ」。テンカラは渓流釣りナンバー1のシンプル装備。けれどもいざ毛バリを振ってみると、思うように飛ばないし、どこを流れているのかも分からない。今号ではドライフライ使用のスタイルを提案! 魚がバシャリと飛びつけば興奮度はMAX。羽虫が飛び交う盛期は今! 風薫る新緑の渓へ身軽にダッシュ。第2特集は「スタートダッシュの入れ掛かり河川! アユ釣り開幕2019」。今期は全国的に渇水傾向といわれる中、気になるアユのソ上状況はいかに? 名手たち注目のアユ釣り河川は? いよいよ本格的なアユシーズンに向けてカウントダウン。今年も熱くニッポンの香魚を追う、待望の季節がやって来た。

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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