つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2019年3月号
夢空間の“ルート”&“釣り方”を一挙公開!
いつか釣りたい百名山の渓

2019年の渓流釣りもいよいよ開幕。今月のつり人の特集は「夢空間の“ルート”&“釣り方”を一挙公開! いつか釣りたい百名山の渓」。身を置くだけで心が洗われるような日本の渓流。その環境を育むのは、列島に連なる数多くの山々だ。冬を終え、木々も生きものたちも目覚め始める春からの川。とびきりの魚たちと、今シーズンも出会いたい。百名山の渓流ガイド、郡上本流のアマゴ術、大ヤマメ・大アマゴハンターの大ものの心得、山ナイフの勘どころ、2019年渓流解禁情報などをお届け。
そのほか、堤防メジナ釣り、厳寒期のコマセワーク、渚クロダイレポート、寒タナゴ釣り、グルテンエサの勘どころといった旬の釣りも充実。

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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