10月28日、29日に霞ヶ浦・利根川水系で開催された「Basser Allstar Classic 2023」の模様を徹底レポートします。新会場、霞ヶ浦トーナメントプレイスがスタート地点となった今大会、2位を450g差で躱して初優勝を果たしたのは利根川へのロングランを敢行した伊藤選手。1尾目のキャッチからリミットメイク、そして入れ替えまでを行ない優勝を決めたのは初日の、それもたった4時間の出来事でした。その時間の利根川と、伊藤選手の身に何が起こっていたのかを詳述します。
時合を掴み怒涛の連発で魅せた伊藤選手の釣りの詳細はもちろん、2日目の大マクリで観客を沸かせた早野選手や橋本選手をはじめ、全選手の、湖上で起きたすべてのことを公開します。LIVE配信では伝えきれなかったドラマを、ぜひご覧ください。
『Basser』は、1986年にわが国初のバスフィッシング専門誌として創刊されました。
日本のみならず本場アメリカのトーナメントシーン、ムーブメントを伝え続けてきました。
テクニックを磨くこと、その頂点を目指すトーナメント記事は本誌の看板のひとつです。
しかしながらブラックバスという魚の持つゲーム性はそれだけでもありません。
大勢のライバルと競って面白く、
ひとり水辺に立つ、あるいは湖上に浮かんで面白く、
ただひたすらに記録級の大型をねらって面白く、
五感をフル活用する野遊びとして面白く、
家族や恋人とのアウトドアレジャーとして面白く、
特定のルアーやシチュエーションにこだわって面白く、
ゴルフなどのスポーツと同様にキャスト動作などのスキル向上が面白く、
GPSや魚群探知機などのハイテク機器を駆使した頭脳パズルとして面白い。
春に釣っても夏に釣っても秋に釣っても冬に釣っても面白く、
たくさん釣れれば面白く、1尾、いえ、1回のアタリがなくても面白い。
そうしたバスフィッシングを愛してやまない人たちをバサーと呼びます。
『Basser』は特集にこだわります。
どの部分を面白がっているバスアングラーにも響く、
そして明日の釣りに役立つ情報を発信していきたいからです。