Basser

最新号紹介  Latest Issue

Basser 2024年4月号
ワッキースタイル大全

今月号の特集は「ワッキースタイル」についてです。「変」という和訳の通り、妙に奇抜に見えるこのリグは、クネクネと落ちていくミミズ? それとも底をついばむ小魚? いったいどんな生き物をイミテートしたルアーなのでしょうか。
答えは「全部」。フックを刺す位置や動かし方によって、ワッキーはぴょこぴょこ泳ぐカエルの足にも、水面で悶える瀕死のワカサギにも化けるのです。表紙でそんなワッキーのチカラを表わしてみました。
巻頭に登場するのは琵琶湖プロガイドの山田祐五さん。普段から山田さんが愛用するワッキーはキンクー13inのネコリグ。ネイルシンカーは最低でも5gと、数あるワッキースタイルの中でも異端に思えるセッティングです。そこから見えてきた「山田祐五のバスフィッシング観」について深堀りします。
続く記事では、日本におけるワッキーという言葉の言いだしっぺとされる小島宏さんが、これほどまでに日本でワッキーが浸透したきっかけと、そこに至るまでの物語を紹介します。ほかにも、川村光大郎さんと佐々木勝也さんによる「ワッキー系」でひもとく霞ヶ浦水系の過去と現在、大津清彰さんによるハードプラグでのワッキーセッティングなど、ワーム・プラグにかかわらず、セッティング例や歴史といった座学知識から、アクション方法など現場で役立つ実践テクまで詰め込んだ、まさにワッキー大全な1冊です。ぜひお手に取って確かめてみてください。

 
 
 

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

バスフィッシングという最高にしい遊び



ブラックバスという魚を愛してやまない人たちがいます。
ルアーの対象魚としては、もっと大型化する魚もたくさんいます。
我が国には食べて美味しい魚もたくさんいます。
それでもバスフィッシングほど楽しい遊びはないと思う人たちがいます。
それはブラックバスという魚が持つ生来のゲーム性のためにほかなりません。

『Basser』は、1986年にわが国初のバスフィッシング専門誌として創刊されました。
日本のみならず本場アメリカのトーナメントシーン、ムーブメントを伝え続けてきました。
テクニックを磨くこと、その頂点を目指すトーナメント記事は本誌の看板のひとつです。
しかしながらブラックバスという魚の持つゲーム性はそれだけでもありません。

大勢のライバルと競って面白く、
ひとり水辺に立つ、あるいは湖上に浮かんで面白く、
ただひたすらに記録級の大型をねらって面白く、
五感をフル活用する野遊びとして面白く、
家族や恋人とのアウトドアレジャーとして面白く、
特定のルアーやシチュエーションにこだわって面白く、
ゴルフなどのスポーツと同様にキャスト動作などのスキル向上が面白く、
GPSや魚群探知機などのハイテク機器を駆使した頭脳パズルとして面白い。

春に釣っても夏に釣っても秋に釣っても冬に釣っても面白く、
たくさん釣れれば面白く、1尾、いえ、1回のアタリがなくても面白い。

そうしたバスフィッシングを愛してやまない人たちをバサーと呼びます。

『Basser』は特集にこだわります。
どの部分を面白がっているバスアングラーにも響く、
そして明日の釣りに役立つ情報を発信していきたいからです。

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