NorthAngler's

最新号紹介  Latest Issue

North Angler’s 2024年8月号
ヒラメ最新事情
夏の川釣り

ヒラメのルアーフィッシングは一昔前に比べて有望エリアが拡大し、驚くほど釣れるようになりました。その背景にはアングラーや遊漁船のパイオニア精神、タックルの技術進歩があるでしょう。そして大ものと呼ばれる基準は高くなり、90㎝超を目標に掲げるアングラーが増えています。そんな今、岸と船釣りシーンに一石を投じるべく、ダウンショットリグやボトムワインド釣法などといった新しいスタイルを提案。大会レポートもお届けします。また、川に目を向けると7月はアユ釣りが解禁。アユルアーの注目度も高く、道内でもブームが起きる!? 北の主役であるトラウトは全魚種の活性が高くなり、どれにねらいを定めるか迷うほどの好機。今号では、さまざまなターゲットの釣り方を詳しく紹介します。

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バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

新発見と可能性に満ちた、ノースアイランド



 日本の動植物の分布を区分する重要な境界線としてブラキストン線が知られますが、これは橋のない津軽海峡上に引かれ、日本最北に位置する北海道と本州では大きく違うことを示しています。長い場所では半年近く氷に閉ざされる、厳しい自然のなかで種を繋ぐ淡水魚類もじつに個性的です。完全ネイティブのアメマス、1mを超える国内最大の淡水魚イトウ、短い夏を謳歌するヤマメとオショロコマ、野生のニジマスとブラウントラウト。「トラウト王国」と呼ばれるゆえんは、海と川を行き来しながら巨大化するサケ科の遡上魚が豊富に生息しているからです。ヒグマが守る渓谷、エゾシカが闊歩する原野、流氷が押し寄せる酷寒の海岸……。ここが日本とは思えないシチュエーションも豊かさの証。そんな場所が、すぐ身近にあります。

 遡上魚を海岸からねらうのも北海道が世界に誇る釣りのひとつ。シロザケに始まってアメマス、カラフトマス、そして近年はサクラマスが大ブーム。現在進行形で有効なタクティクスの模索が続いています。そして、もうひとつの魅力が食。日本海、太平洋、オホーツク海と四方を3つの海洋に囲まれ、そのすべてに美味しい魚がいます。数多いカレイ類、ソイやカジカといった根魚、さらにイカやブリなどの青ものもここ数年は人気。白銀の世界になる冬は、道内各地がワカサギ氷上釣り場になります。旨い魚をだいじにいただくのも釣りの醍醐味です。

 北の釣り人が発信する『North Angler’s』は、キャッチ&リリースで楽しむトラウトルアー&フライフィッシングをメインにしながらも、北海道ならではのさまざまな釣りを提案し、日本の総面積の約2割を有する広大な大地を遊び尽くす雑誌です。北海道が本格的に開拓されてから、まだ120余年。年を追うごとに新しい発見があり、世界からも注目されるフィッシングフィールドになる可能性を秘めています。

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