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僕はこうして藤田京弥になった。日本バスフィッシング史の最高傑作を生んだ50の掟

僕はこうして藤田京弥になった。日本バスフィッシング史の最高傑作を生んだ50の掟

定価:2,200円(税込)

著者:藤田京弥

出版年度:2024

四六判並製288ページ

全アングラー必読!
若き天才の秘密に迫る50の金言。

JBのトップカテゴリー参戦わずか2年で国内タイトルを総なめにし、
グランドスラムを達成。渡米後も破竹の快進撃を続ける男、藤田京弥――。
彼は日々何を考え、実践しているのか。そのエッセンスを288ページの大ボリュームで徹底解剖する。

CONTENTS

まえがき……020

第1章 幼少期より育んだもの
幼少期からの環境がトップアスリートを生む。……022
目標は年間1位。B.A.S.S.エリートシリーズで実力を証明する。……026
「よく考えて生きろ」という父の教え。……030
自分で考えて物事に取り組み上達する、その過程を楽しむ。……036
釣りが上手くなる近道は、誰かと一緒に釣りをすること。……042
水中に潜って、魚の気持ちでルアーを見たことはあるか?……048

第2章 トーナメントで強くなるためには
僕は、世界一バス釣りが上手い人間になりたい。……052
1尾のバスからできるだけ多くの情報を読み取る。……056
ヒントなし。手がかりなし。なにもできずに終わった試合もある。……060
1尾釣っても思考を停止するな。別な釣りの可能性を考えろ。……064
パターンフィッシングという概念は、ときに弊害となる。……068
“本当のパターン”にたどり着くには、日数を使った検証の積み重ねが必要。……072
トーナメントに挑む心と道具の準備。……078
試合後の反省プラクティスが成長スピードを加速させる。……086
魂を込めて、ルアーを操作しているか?……090

第3章 バスをどう探す?
対戦相手を探すところから始めなくてはいけない。それがバストーナメントの特殊性と難しさ。……096
プラクティスは「試合というストーリーの序章」。……100
その湖のマックスサイズがいる場所を見つけない限り、どんなに釣りの技術が高くても優勝はできない。……106
バスの探し方はエサより地形と水が優先。エサはいなくなるが、地形は変わらない。……110
釣ったバスをつぶさに観察し、自分が感じたことは必ず実行せよ。……114
魚がいてもどうしても食わない日は確かにある。そんなときは、「自分が野生動物だったらどうするか?」という視点を持つ。……120

第4章 バスフィッシングにおける感覚とセンス
釣り場に対する優れた感覚はそう簡単には身につかない。であれば、自分が持っている感覚で勝負するしかない。……124
機械的にではなく、自分の感覚とセンスで物事を即座に判断できているか。……130
周囲の意見ではなく、心の声と対話して行動する。……134

第5章 現代の魚探とどう向き合うか
追い詰められた状況ほど研ぎ澄まされる。「この試合を外したら生きていけない」と感じた試合の集中力はすさまじかった。……140
ライブ系魚探だからこそ発見できるパターンもある。魚とルアーの研究にはこの上ないツールだ。……144
勘違いするな。ライブシューティングは極めてアナログかつスポーティーな釣り。そこでは究極の瞬発力と技術が求められる。……148
僕はデジタルネイティブではなく、釣りが好きなアナログ人間。JBTOP50に出るまではまともな魚探すらなく、「藤田京弥はシャローの釣りしかできない」と言われていた。……152
トーナメントにおけるライブ系魚探の釣りを、「参考にならない」?「真似できない」? 当たり前だ。僕は、現代の最新のトーナメントに刀や竹やりで挑む気はない。……156

第6章 日米を釣って感じたこと
「果報は寝て待て」のエサ釣り的な感覚が、日本の釣りを遅くしている。……160
アメリカではフロッグですら「ミスが少ないルアー」になる。……168
エサがもつ要素とは何か? 見た目が効かなければ、シルエット、ボリューム、水押し、動き、スピードをエサに近づける。……180
視界にいない相手と競うのがバスフィッシング。であれば、自己ベストを出し続けるしかない……。186

第7章 バスの行動と個性
ブラックバスは人間のよう。そして、かっこよさと美しさとかわいさを兼ね備えた憧れの魚。……192
2年の間、年間360日湖に出て研究したバスの四季の行動。春~夏は行動が特定・パターン化しやすいが、秋は難易度超A級。いまだに理解できないことも多い。……194
その湖にいる特大マックスサイズは、産卵期を除いてほぼ1年中ボディーウォーターに面した地形変化についている。……206
バスの機動性をなめてはいけない。湖全体を動いているバスはかなりいる。……210

第8章 “ルアー”とは何なのかを考える
ルアーはバスにスイッチを入れる道具。……214
バスにスイッチを入れるためには、ルアーのアピール力とバスとの距離を状況に応じて適切に足し引きする必要がある。……220
バスがルアーを食うのは、反射運動ではなくて食い気があるから。……224
思いがけない釣れ方をしたバスを“たまたま”で片付けるな。偶然釣れた1尾は、実は必然の1尾だ。……230

第9章 藤田流タックル論
ロッドはルアージャンルではなく、“ラインをどのように扱うか”で選べ。……234
リールに求める性能は巻き心地ではない。ベイトリールではキャスト性能、スピニングではドラグ性能と軽さが釣果に直結する。……244
可能なかぎり太いラインを使うことがキャッチ率を上げるコツ。バスからラインが見えることが原因で見切られている実感はない。……252
「細いフック=刺さりやすい」は間違い。確実にフックを貫通させるために必要なのは、あくまでフッキングパワーとタックルバランスだ。……260
獲るためのバーブレス。バスフィシングにカエシは必要か?……268

最後に。バスフィッシングが上手くなるために、皆さんに伝えたいこと。……278

あとがき……284

奥付……288

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