つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2017年5月号
野の小さな魚たちに憩う 満開!!
お花見釣り。

特集は「野の小さな魚たちに憩う 満開!! お花見釣り」。巻頭は牛久沼のマブナ・タナゴ釣り。一見すると何もないような静かな素掘りの水路だが、足もとに目をやると命にあふれており、繊細な道具と仕掛けでその息吹を銀色の躍動に変えた。そのほか、土浦・備前川、桜川の乗っ込みマブナ釣り、東京近郊のお花見釣り場ガイド、タナゴ釣り入門など盛りだくさんの内容でお届け。魚と遊び、花を愛でる。ちょっと贅沢な春の野釣りに行ってみてはいかがだろうか?
渓流釣り、山菜図鑑、関西の投げ釣りや船釣り、春におすすめのワカサギ釣り場など今が旬の釣りをお伝え。

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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