つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2017年4月号
心洗われる釣り旅がある
名水・湧水の美渓。

「心洗われる釣り旅がある 名水・湧水の美渓」と題して渓流を特集。巻頭の舞台は新潟県・清津川。流程わずか10kmほどの河川ですが、清冽な流れにはソ上した大イワナや大ヤマメがたくさんいます。愛知県・寒狭川の解禁レポート、環境ルポライターの浦壮一郎さんが紹介する美渓釣り場、名水が作る地酒カタログ、渓流釣りスタートガイドなど渓流ファン納得のボリューム。そのほか、今が旬の全国釣り場ガイド、関西の投げ釣り、好評連載の三石忍の沖釣りライトオン、河口湖のワカサギ釣り、霞ヶ浦のタナゴ釣りなどソルトウオーターもフレッシュウオーターも見逃せない内容になっています。

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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