つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2016年9月号
この夏は高原の釣り宣言!
涼やかにねらう

「この夏は高原の釣り宣言! 涼やかにねらう」と題して特集は高原の釣り。巻頭では開田高原で里のタナビラと冷たい川のヤマトイワナをねらっています。そのほか、八幡平でのファミリーキャンプ、横根高原周辺のテンカラ女子の高原巡り、夏ヤマメ一里一尾を攻略するための戦術、高原釣り場ガイドなどを紹介。
第2特集は「高気圧に沸く真夏の万力熱狂シイラ祭り」。オフショア、陸っぱりを問わず楽しめるシイラは夏の好敵手。トップウオータープラグを追いまわす姿を見れば興奮度はマックス! ヒット後はドラグを鳴らして疾走するそのファイトは強烈だ。この夏はシイラ釣りに挑戦してみてはいかがだろうか?

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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