つり人

最新号紹介  Latest Issue

つり人 2016年10月号
『大アユ完全燃焼』。

特集は『大アユ完全燃焼』。アユ釣りの終盤を告ぐ秋の空気が漂い出すと、各地の川で数より型が叫ばれる。実釣記事では、徳島県吉野川、宮崎県一ツ瀬川を掲載。そのほか、列島縦断! 大アユ予報2016、大明解! 吉野川大アユ釣り場MAP、エキスパートのアユ&渓流結び、主藤秀雄のアユ釣り検定PART3など充実の内容でお届け。シーズンの仕上げは大アユとの格闘で燃え尽きたい。
第2特集は『追撃 直撃 カジカ&ハゼ』。愛くるしい顔つきのカジカとハゼ。アグレッシブで果敢にエサにアタックする姿やシンプルな道具立てで楽しめる点などどこか類似点を見出してしまうターゲット。両魚種ともこれからが最盛期だ。この夏はカジカ&ハゼで締めくくろう!

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

釣らう。無の姿で



終戦の翌年。焼け野原となった東京で、『つり人』は産声を上げました。日々の食糧さえ乏しかった時代に、創刊者の佐藤垢石は創刊の詞で言っています。

「なにかのためになるとか、いろいろな理屈をつけてサオをだすことは、それはもう釣りではない。釣ろう、無心の姿で。釣りをするために釣ろうではないか」と。

ヒトがサカナを釣る理由はさまざまです。美味しい魚を食べたい、ストレスを発散させたい、心身を鍛えたい、自然の中で遊びたい……。きっかけはどうであれ、釣りにのめり込み、五感を研ぎ澄まして水面を見つめていると、つかの間「無心」になっていることがあります。
この混沌とした社会の中で、ヒトを無心にさせる遊び。それが、釣りの本質に違いありません。

アイザック・ウォルトンが名著『釣魚大全』を著した1650年代のイギリスは、ピューリタン革命のただ中にありました。あの動乱の時代に釣りの本を刊行することは容易ではなかったはずですが、さらにウォルトンは最後の一行を”STUDY TO BE QUIET”「穏やかなることを学べ」と飾っています。釣りすることで人々が穏やかな心を取り戻すことができれば、争いなど起きないというメッセージだったのではないでしょうか。

『つり人』は、ひとりでも多くの人に、釣りの本質を伝えられるよう、さまざまな角度からこの唯一無二の遊びを見つめてまいります。そして、ルアー、フライフィッシング、海、川などジャンルにこだわらず、四季折々の楽しみ方を提案してまいります。周囲を海に囲まれ、葉脈のように幾筋もの川が流れるこの国では、四季を通じてさまざまな釣りが楽しめるのですから。

無心で釣る人たちは知っています。この国の自然がいかに素晴らしく、尊いものなのかを。

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