Basser

最新号紹介  Latest Issue

Basser 2024年6月号
バスロッドの心。

ロッドほど性能を語るのが難しいタックルはありません。使う人の体格や合わせるリール、ルアーの種類など、アングラーの数だけ正解があるからです。しかし、ビルダーや開発の舞台裏に目を向けてみるとどうでしょうか? たとえば、製造時、使うブランクが同じでも、取付けるパーツや、わずかな塗装の厚みの違いで全く別のロッドになるでしょう。それを取捨選択する過程や意図をひとつひとつを読み解けば、そのロッドに宿る心が見えてきます。
巻頭に登場するのはロッドビルダーの渡辺雄三さん。自身が営むうらしま堂渡辺つり具店で30年以上オリジナルロッドの作成を続ける渡辺さんは、ロッドビルディングやペイント、リペアなど、ロッドをいじりることの敷居を下げ、全アングラーが楽しめるものにしたいと願っています。その理由は、今まで手掛けてきたロッドたちに、ある思いが宿っているからです。
そのほかにも、あるロッドは進化の歴史を、またあるロッドは開発にまつわるさまざまな葛藤を、はたまた番手からは思いつかない意外な活用方法まで、あらゆる角度からバスロッドの心を探ります。

 
 
 

バックナンバー  Back Number

コンセプト  Concept

バスフィッシングという最高にしい遊び



ブラックバスという魚を愛してやまない人たちがいます。
ルアーの対象魚としては、もっと大型化する魚もたくさんいます。
我が国には食べて美味しい魚もたくさんいます。
それでもバスフィッシングほど楽しい遊びはないと思う人たちがいます。
それはブラックバスという魚が持つ生来のゲーム性のためにほかなりません。

『Basser』は、1986年にわが国初のバスフィッシング専門誌として創刊されました。
日本のみならず本場アメリカのトーナメントシーン、ムーブメントを伝え続けてきました。
テクニックを磨くこと、その頂点を目指すトーナメント記事は本誌の看板のひとつです。
しかしながらブラックバスという魚の持つゲーム性はそれだけでもありません。

大勢のライバルと競って面白く、
ひとり水辺に立つ、あるいは湖上に浮かんで面白く、
ただひたすらに記録級の大型をねらって面白く、
五感をフル活用する野遊びとして面白く、
家族や恋人とのアウトドアレジャーとして面白く、
特定のルアーやシチュエーションにこだわって面白く、
ゴルフなどのスポーツと同様にキャスト動作などのスキル向上が面白く、
GPSや魚群探知機などのハイテク機器を駆使した頭脳パズルとして面白い。

春に釣っても夏に釣っても秋に釣っても冬に釣っても面白く、
たくさん釣れれば面白く、1尾、いえ、1回のアタリがなくても面白い。

そうしたバスフィッシングを愛してやまない人たちをバサーと呼びます。

『Basser』は特集にこだわります。
どの部分を面白がっているバスアングラーにも響く、
そして明日の釣りに役立つ情報を発信していきたいからです。

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