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FlyFisherバックナンバー
FlyFisher2025年6月号 Early Summer

【特集】One Fly, One Soul 1本入魂のタイイング
釣れないフライはありません。しかし、より釣れやすい、より釣りやすいものは確実にあります。
「釣れやすい」とは、たとえば魚がエサと認識しやすいシルエットや姿勢をキャストごとにキープできることや、より刺激的な波動を常に発する構造のこと。
「釣りやすい」とは、たとえばキャスト中の空気抵抗が考慮され、スムーズにプレゼンテーションできることや、簡単には壊れない高い耐久性のこと。
そして、フライは最終的に美しいに越したことはありません。
これら無限の要素を取り入れて、自分で創造できるからこそフライタイイングは楽しいものです。
今号では佐々木岳大さんにドライフライの基礎を、嶋崎了さんにCDCの失敗しない扱い方を、中根淳一さんにキールフライのアイデアを、筒井裕作さんにホットグルーの使い方を教えていただきました。
また、中央アフリカ、ガボンでのターポンフィッシングの釣行レポートやポータブル魚道に関するインタビューなどもお届けします。
CONTENTS
007 BACK CAST
012
釣り場の現実 #07
土砂災害を増加させる現行林業に対する
自伐型林業の可能性
前編
浦 壮一郎=文と写真
016
モノノカタリ
しっかり投げられる「短い」ダブルハンド・ロッド
仲野 靖=解説
クマモトから世界へ。
気鋭のルアーロッド・メーカーが満を持してリリースするフライロッド
大曲達哉=解説
020v
最高のものをより最高に
新しい時代の新しいウエーダー
片桐星彦=解説
028
投げる喜び。
釣る喜び。
津留崎 健=写真
One Fly, One Soul
1本入魂のフライタイイング
036
細かすぎる!かもしれない
ドライフライ・タイイングのベイシック
佐々木岳大=解説
046
小さな工夫、大きな違い。
CDCのコツ。
嶋崎 了=解説
085
Keel
フライをひっくり返す手法
中根淳一=解説
092
より軽く、丈夫に大型フライを作る
筒井裕作=解説
106
「見る」をアップデートする偏光サングラス
109
TIGHTLOOP
The Tokyo-Montana Fellowship
竹でつながる東と西
120
里見栄正さんが
「スラックをつくってフライを置く」ために実践している4つのこと
126
魚を増やす、これからの河川環境の話 14
魚道を持ち運ぶ。ポータブル魚道の開発(後編)
高橋直己さん
134
瀬戸際の渓魚たち……Special Topic 18
小渓に残されたイワナ集団
圧倒的成長力の謎を探る
佐藤成史=文と写真
144
ゾウの森と
ターポンが泳ぐ海
塚田 智=文と写真
162 次号予告