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バスフィッシング・ボトムアップアプローチ
読んで底上げ[岸釣りのチカラ]!! バス立場で考えてもみてほしい――ドタバタと何かが地面を叩く振動が水中へ伝わってきたあとで、ボチャン!と飛んできたエサっぽいモノに食いついたら、空気中に引っ張り上げられてしまった。同じことが何度か起こる。ドタバタの前に少し離れたところからバタンという振動も伝わってきた。バスは、ドタバタとバタンとボチャン!を危険を報せるサインとして学習する。サインというよりサイレンといったほうが正確かもしれない。 ドタバタはアングラーの足音であり、その前のバタンは車のドアを閉めた音、ボチャン!はルアーの着水音である。 アングラーはバスを釣りたくて水辺に立つのに、「今から飛んでいくのはハリが付いたニセモノだから食べちゃダメだよ」とバスに向けてサイレンを鳴らしてからキャストしていることがある。そういう矛盾が、川村光大郎の岸釣りにはない。 地に足を着けて釣るからこそのメリットを生かし、デメリットを逆手にとってバスの裏をかく。グッドサイズのバスをたくさん釣りたい川村光大郎が、試行錯誤を繰り返しながら体得してきたオカッパリの方法論と技術をまとめた一冊。
CONTENTS 004 「岸釣りのチカラ」を底上げするヒント ■細やかな配慮の[積み重ね]が釣果に[圧倒的な差]を生む ■[不意打ち]を哲学する ■優れたクランクベイトの[ハイピッチ]論 ■ブレード=スピナーベイトのエンジン ■水流をアクションに変換するか、水流を受け止めて押すか ■釣果を伸ばすために持ち歩くタックルは1セットが理想 ■絶対に勝てない相手 020 第1章 場所と情報論 ■[航空写真を活用]してイイ場所でわかりやすい変化を釣る ■[実体験]こそが自分の役に立つ情報 ■前後の季節を意識した「繋がり」重視のシーズナルパターン ■ほかのアングラーと同じところに立たない 042 BOTTOM UP Column No.1 絶頂期を過ぎた霞ヶ浦が最高のフィールドだった理由 044 第2章 緩急と強弱の技術論 [ソフトベイト・リグ編] ■食わせとリアクションの[曖昧な境界線] ■パロマ―ノットとユニノット ■スモラバ&ジグヘッドリグ ■スナッグレスネコリグ ■テキサスリグ ■雨景・北浦/川村光大郎の1325投 ■サウスキャロライナリグ ■バックスライドリグ ■ダウンショットリグ 080 ゆるゆるインタビュー 川村、元旦もバス釣りだってよ 082 BOTTOM UP Column No.2 W.B.S.との出会いと グランドチャンピオンシップ出場 083 第3章 Inside K.Kawamura’s BOX 川村光大郎のモノ語り 104-105 第4章 緩急と強弱の技術論 [ハードベイト・ジグ編] ■キャスト&リトリーブ総論 ■スピードとルアーの性質 ■[チャンスタイムを生かす]ルアーセレクト ■スピナーベイトを疑う。スピナーベイトを信じる ■濁ったら“強く”いく!! ■ラバージグ&ポークラインド 126 BOTTOM UP Column No.3 すべてを糧に、これからも 装丁◎竹本晴彦 イラスト◎にとあおい