【特集】
遠距離・ディープ×操作系ルアーのための細PE
バスフィッシングにも多用されるようになってきた細いPEを特集しています。
PEの「細くても強い」「伸びない」「比重が低い(浮く)」という特性を最大限釣果に繋げるために、
どのような活用法や注意点があるのか。
沈むPEやエステル系といった各素材のラインとの使い分けについても触れながら、
早野剛史さん、赤松健さん、高梨洋平さん、松本幸雄さんらが詳細に教えてくれています。
第2特集は「2020-2021冬MONO語り」。
今読みたい、モノにまつわるコンテンツが満載です。
防寒対策から最前線のレンタルボートセッティング、オカッパリアングラーのBOX拝見、
現場とお家でできる小技集など、すぐに役立つ記事が満載です。
そのほか、伊藤巧さんが3戦連続決勝進出を果たしたバスマスターエリート・セントクレア戦の詳細や、
同オープンを制した松下雅幸さんのサカマタヘビーウエイトパターン、
10周年を迎えたH-1GPXの仕掛人・鈴木美津男さんのスペシャルインタビューなど秋の長夜にじっくり読みたい一冊です。
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バス雑誌編集者の立場としては、読者の皆様に「細いラインを使いましょう」とすすめるのは気が引けるものです。
しかし「細い」といっても、特集内で赤松健さんが使っている0.8号PEは16Lb、早野剛史さんの0.5号PEは8.4Lb、
そして高梨洋平さんが使っている0.2号PEでも、5.6Lbもの引っ張り強度を持ちます。
この細くて強い、そして伸びないという特性で、遠距離でもディープでもルアーの操作感やフッキングパワーを損ねないPE。
そんなすごいラインを快適に使いこなし、釣果に繋げるための理論と実践をまとめました。B
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背中のルアー209
KVD1.5フラットサイド(ストライクキング)
4、5年前?(おぼろげ)に発売されたときすぐに1個買ってみたものの、使ってみるとピンとこず、
「まぁフツー」みたいなファーストインプレッション。だったのに、現在ボックスに4個住みついてます。
意外と投げてる、ちょこっと釣ってる。フツーというのも大事だなと。byホリベ
Contents
012 Basser歯型選手権
014 特集 遠距離・ディープ×操作系ルアーのための細PE
016 YGKさんに訊くPEラインの基本
020 早野剛史/沈むPEによるディープ攻略
028 赤松 健/バーサタイル・ラインシステム
034 高梨洋平/細PEの手なずけ方
040 松本幸雄/ライン素材による特性
045 【第2特集】2020-2021 冬MONO語り
046 関東レンタルボートスタイル最前線/これが私の愛艇セッティング
052 防寒の要は肌に触れるベースレイヤー
054 最新“釣り”防寒ギアカタログ
058 ヴィンテージとハイテクが同居する、トッパーたちの冬支度
061 突撃! あなたのBOX拝見
069 意外と知らない小技集:現場編
077 意外と知らない小技集:おうち編
086 Basser Best Buy
088 蘇るスピードスティック:第2回
090 BMC
094 A HARDDAYS NINJA
096 ファイト、ファイト、コジコジ!
099 HELLY HANSEN Angler シリーズ
100 田辺道場―The Local Standard-
108 モノの舞台裏
115 今月の読者プレゼント
116 B.A.S.S.ELITE SERIES
128 伊藤巧のsingularity
132 U.S.ツアー最前線
136 青木大介/IN THE RIGHT PLACE
140 松下雅幸/サカマタメソッド
超高比重ノーシンカーを用いたディープレンジ攻略
144 B級ルアー列伝
145 ボートバカ一代
146 アマケンの目
148 まつガチ戦記
150 鈴木美津男インタビュー H-1GPX10年史
156 村川勇介の沖から岸から
160 THE JAPAN ORIGINAL
162 バサー放課後の部室
168 バサー新聞
172 小森ノート
174 日釣振ニュース
174 釣りに行くヒマがあったら読む本
175 B情報局
176 山木食堂闇鍋定食
178 編集後記
今やジャンルを問わず人気の高いルアーフィッシング。
機動力の高いコンパクトな道具立てで、 さまざまな対象魚をねらえるのが大きな魅力だ。
ただ、ルアーそのものは種類もどんどん増えていて、 新しく始めたいという人には少し複雑にもなってきている。
そこで今号は「ワーム(ソフトルアー)」にフォーカス。
魚たちも好み、反応が得やすくて、やってみるほど面白い。
海ルアーの一歩を、ここから始めてみよう。
第2特集は紅葉のワカサギ釣り完全ガイド。
鮮やかに色づく山々を愛でながら楽しめるワカサギのボート釣りのコツ、釣り場案内など充実の内容。
このほか釣り好きシェフが教える魚の締め方、船シロギスのスキルアップ、
友松信彦さんの地磯のメジナ釣りの勘所など盛りだくさんでお届け。
CONTENTS
6 EDITORIAL MESSAGE
11 MONO語り
FROM SALT WATER
14静岡県/熱海周辺&初島
ワームは自由である。
堤防オカッパリで5目チャレンジ!
写真◎津留崎健
22ワームとリグの種類を知る
28ワームで魚
はじめの一歩はジグヘッド
34ジグヘッドリグで覚えるアジングの基本
キーはウエイトローテーションによるタナ合わせ
40首都圏アジングポイント紹介
42アミノ酸効果でびっくりするほどよく釣れる
“完全に”消えてなくなるエコワーム
46横須賀市うみかぜ公園
不用意に止めない、動かさない、軌道を変えない
ジグヘッドリグのタダ巻きでねらう東京湾のタチウオ
52ロッド、ワーム、ジグヘッドから見えてくる
タチウオワーミングの世界
54東京湾陸っぱり
期待大タチウオ接岸釣り場
56千葉県/市川周辺
湾奥のサーフェスゲーム
ワームでサヨリ!?
60クロダイ&キビレのワームフィッシング入門
ねらい目は水深2mより浅い岩場
ボトムスレスレを横の動きで!
64一発吸引でヒットする!
アカハタゲームの手引き
68秋のシーバスフィッシング
もう一尾に届くワーム使いの勘所
73北海道、東北、東海、関西、四国、九州
ルアーロッドを担いで旅に出よう!
「GoTo」ドリーム堤防ガイド
84堤防周りの多彩な魚にロックオン!
困った時も、困ってなくても、
アタリがよく出る「虫ヘッド」の始め方
90釣った魚の鮮度を保っておいしく食べよう!
氷締め・脳締め・血抜き
釣り好きシェフが教える魚の締め方講座
96「ペンシル持ち」でアタリが連発!
トコトン楽しむ東京湾の船シロギス釣り
v
100相馬沖のヒラメで『常磐もの』の魅力を体感!
福島の今を伝える釣りイベント開催
106長野県/木崎湖
秋のボートワカサギ
仕掛けセレクトで釣果は大きく変わる?
110色鮮やかな世界に浸る
紅葉のワカサギ釣り場6選
114【連載】
バイクと深める釣りの好奇心
Go Ride & Fish !
118つり人社PRESENTS
相模湾をきれいに 『マナーも腕のうち』
オリジナルグッズ配布キャンペーンを開始
120静岡県/伊東・城ヶ崎
良型メジナ、連打の軌跡。
127【隔月連載】
爆乗り!昼イカ探訪帳
第25回城ヶ島沖のヤリイカ釣り
132【連載】
手前船頭で広がるフィールド
丸山剛のEnjoy2馬力ボートライフ!
第29回:西伊豆・松崎沖でルアーフィッシング!
136 NEW GOODS INFORMATION
140カンタン調理で魚をおいしく!
食いしんぼう女子出動!
東京湾 アマダイ
143 NHKから釣りファンへ贈る
「釣りびと万歳」
(BSプレミアム)番組プレビュー
144【連載】 いつか行きたい! 世界の五ツ星釣り場
Field46 Fraser River, CANADA
カナダ フレーザー・リバー(ホワイトスタージョン)
146【連載】つり人浮世絵コレクション
文◎金森直治
147令和時代も水辺は危険がいっぱい!
釣り人たちの九死に一生スぺシャル
「マジで死ぬかと思った」体験談
160【連載】魚はなぜ減った? 見えない真犯人を追う
第6回:釣り人の視点が生態系全体の保全のヒントになる
166【不定期連載】
プロフェッショナルたちの挑戦
サカナにやさしい水辺の未来
第37回 森田健太郎さん
170釣本耽読
その79 太田蘭三
殺意の三面峡谷——渓流釣り殺人事件
172[連載]爆笑&爆釣川柳塾 17文字の釣り人生
選者◎村田春雄、イラスト◎もりなをこ
174月刊つり人 NEWS & TOPICS
178編集後記
特集
共鳴するウエットフライ
エキスパートが実践していること
今号の特集はウエットフライ。十人十色、という言葉がこれほどマッチするフライフィッシングはないかもしれません。
エキスパートたちには「この釣りを始めたきっかけ」から、今実践しているテクニックまで、さまざまな質問をぶつけてみました。
すると、実は似たような釣り方をしていることも少なくない、ということに気づかされました。
先般22年ぶりの復刊となった、佐藤成史さん著『瀬戸際の渓魚たち』。
Special Topicsと題しまして、阿武隈高地の天然イワナについて現状を取材してきました。
日本列島形成の背景をもとに浮かび上がってきたのは、イワナたちの「山越え」という仮説。
人類の営みと比べたら気の遠くなるような時間をかけて脈々と受け継がれてきたイワナたちの「血」。
そんな歴史を感じることのできる幸福と、現状への警鐘があぶり出されています。
巻末の長編特集は、来日も幾度となく果たし、
「フライキャスティング」に大変革をもたらしたといってよい、メル・クリーガーさんを紹介しています。
メルさんをよく知る5名に、知られざる側面を含めた彼の功績、人となりを語ってもらいました。
CONTENTS
008 BACK CAST
014
開拓者を導く旗
津留崎 健=写真
024
最北の大河、天塩川
18フィートで求める至宝
西井堅二=文と写真
034
瀬戸際の渓魚たち…Special Topics 01
イワナたちが山を越えるとき
佐藤成史=文と写真
042
フィールドに合わせたダブルハンドの選び方
西井堅二=文と写真
046
Fish & Ride
シンプルさゆえの特別
山崎一宣=文
050
テイリングをねらうリーダーについて
v
053
名手を知る
渋谷直人=文と写真
056
下田郷をより楽しむための仕掛けづくり
060
特集
共鳴するウエットフライ
エキスパートが実践していること
061
実は魚に気づかれてないのでは?
同じポイントを繰り返し流して学んだスイングと縦のターンの違い
遠藤岳雄=解説
066
本流のライズフィッシングが変貌した
マッチング・ザ・ハッチの視点からウエットフライに開眼したきっかけ
カディスピューパというカギ
森村義博=解説
072
できるだけ魚の着き場に近づいて
スイングの釣りと直線的に流す釣りの両方を使い分ける
菅野施公詞=解説
078
ドライとウエット両方やって気づいたこと
ラインが受ける水の抵抗を軽減したら、フッキングが改善した
稲田秀彦=解説
083
スクールで学んでわかった
ドリフトからスイング中のウエットフライは合わせない
金子 新=解説
088
スイングで釣れる気がしません
魚の居場所を予測してフライ先行で送り込んでいく流し方で釣れるようになりました
井草宣一=解説
094
ウエットフライの釣りはスイングとナチュラルドリフトに分けて考える。
安田龍司=文
100
ライトラインと極小フライとナチュラルドリフトで広がる
渓流ウエットの可能性
田村大介=解説
106
「スイングの釣り」という考え方
仲野 靖=解説
108
最初はダウン&アクロスでやればいいんです
気楽なウエットの始め方。実釣とタイイング
工藤 淳=解説
v
116
いかにして日本へ伝播したか。その経緯をひも解く
ウエットフライはもともとどんな釣りだったのか。
鈴木俊一=解説
122
INFLUENCE
メル・クリーガーが残してくれたもの
ティム・レイジェフ/スティーブ・レイジェフ/ゲーリー・ボーガー/
ブルース・リチャーズ/ファニー・クリーガー/東 知憲
138
【連載】オホーツク通信
Vol.13
北海スパイダーもしくは北海バグ
当社ぶっちぎりベストセラー・ドライフライにまつわるエトセトラ。
備前 貢=文と写真
148
里見栄正
スタンダードを追求したひとつの到達点
中根淳一=文、写真、イラスト
160
Snow Peak × Foxfire
「駅直結のフライショップ」オープン!
161 次号予告
[STAFF]
<Editor in Chief>
滝 大輔 Daisuke TAKI
<Editors>
山本克典(シーオーツー) Katsunori YAMAMOTO(CO2)
<Contributing Writers>
東 知憲 Tomonori HIGASHI
中根淳一 Junichi NAKANE
西井堅二 Kenji NISHII
<Photographers>
津留崎 健 Ken TSURUSAKI
松本賢治 Kenji MATSUMOTO
<Assistant>
塚田 智 Satoru TSUKADA
<Designers>
大川 進 Susumu OHKAWA
野口紀子 Noriko NOGUCHI
中根淳一 Junichi NAKANE
SECT Design
小根山孝一 Kouichi ONEYAMA
<FlyFisher ONLINE Developer>
ハイフォレストシステム開発
岡和田茉莉子 Mariko OKAWADA
岡和田宇司 Takamori OKAWADA
<Advertising Personnel>
岡村政宏 Masahiro OKAMURA
小谷中純一 Junichi KOYANAKA
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●特集「これが僕らの鱒印良品。」
注目度の高いハンドメイドミノーから、これまで長きにわたりトラウトシーンを牽引してきた各メーカーの高実績ミノー、
そしてまた渓流アングラーの相棒ともいうべき小型スピニングリールやウエーディングブーツの傑作品まで、
これぞ「良品」と誰もがうなずく鱒釣り道具を集めました。
手持ちのリールを手軽に改造できる人気のカスタムパーツについても、ビルダーたちそれぞれのこだわりを詳しく紹介します。
●「秋の楽しみ、十和田湖ヒメマス入門」
渓流オフシーズンの10月1日に解禁を迎える釣りものが、十和田湖のヒメマスです。
近年ますます人気が高まっている同ターゲットの攻略法を地元アングラーが解説します。
●「よりライトにねらう屈斜路湖レインボー」
北海道屈斜路湖のワイルドレインボーは、晩秋から冬季にかけてが一番の好機。
しかし当地で一般的な遠投仕様のヘビータックルは、特に遠征者にとってはなかなか準備しにくい現実があります。
そこで今回は一般的なトラウトロッドの道具立てを用いた釣りをご紹介。夢の1尾をねらってみては?
●「その他のコンテンツ」
各種ギアのレビューや、全国のトラウトアングラーから寄せられたコラムなど、じっくり味わえる読み物を多数掲載。
CONTENTS
6 鱒の肖像 文と写真=足立聡
13 モノを旅する。文=丹律章
14 特集 これが僕らの鱒印良品。
16 ヤマメに近づく。ファーストキャストでヤマメの鼻先へ。
PEミノーイング特有の「抜け感」を防ぐ、横浜生まれのバルサミノー。
32 渓流アングラー6名が語る、我が相棒。
●カルカッタ コンクエストBFS HG、アンバサダー 1601C /杉山正和
●ミッチェル308 /酒井響
●マイコンNo.30STB、アンバサダー2500Cノスタルジアグリーン/立本剛士
●ヴァンキッシュC2000SHG /水出準一
●カーディナルC3スペシャル、カーディナル3(グリーンライン)/鈴木雄一郎
●アンバサダー2501C、1601C /佐々木大輔
43 鱒人謹製カキピーを召しあがれ。「普通のミノー」では釣れない魚を釣るために。
51 眼福釣喜のハンドメイドミノー。先取り! 2021 シーズンに注目すべきミノーをご紹介。
56 秘密のカウンターウエイト。汎用性のその先へ。
真のオールマイティーを目指した5 ㎝ バルサ。
62 渓のダートキング。目指したのは、スティックベイトのあの動き。
67 2500Cで尺イワナを釣ること。25年ぶりのバックラッシュに涙。
渓流ベイトフィネスに挑戦だ。
74 オールドアンバサダーの風格をますます引き立たせる、
クールなチタン製カスタムパーツはいかが?
75 棟方トラウトゼミナール。文=棟方有宗
第7 回「アングラーの目線と大型ヤマメの目線」
80 Old is New. トラウト温故「釣」新。文と写真=荒川大悟
82 TROUT PHOTO STORY
83 里川で尺アマゴと遊んだ歓喜の6 月。文と写真=木岡弘充
85 コラムの森
●ゴムの短靴 坂下武彦
●知らない場所 宮澤秀規
●SNS時代の釣り人考 榎本崇
●古き良き田舎の話 〜消えた「せん淵」〜 高橋辰美
●振り返りの秋 酒井新悟
95 From Readers 読者の手紙。
99 屈斜路湖のプラチナを追う。文と写真=吉川康之
2019 年初冬、熱い出会いを夢見た北海道遠征記。
105 秋の十和田湖ヒメマス入門。文と写真=熊谷隆志
109 謎のアマゴ、一礼のイワナ谷。文と写真=朝賀敬一
118 東北最南端の「アマゴ」。文と写真=小野師希
121 虹を架けた鱒。文と写真=木下進二朗
熱暑の8 月、芝川に癒されたレインボー釣行記。
125 New Tackles
127 Present
130 Next Issue
ISBN978-4-86447-455-9 C9475
定価 1,705円(税込)
A4変型判100ページ
平成29年8月26日初版発行
令和2年10月15日第3刷発行
霞ヶ浦と北浦に岸釣りファン待望の水郷エリアを追加!
初版以来、大人気でいく度も重版してきた霞ヶ浦・北浦の大明解MAPに、このたびの改訂に併せて水郷エリアを追加しました。
水郷といえば東日本を代表するオカッ パリの盛んなエリア。
しかし、通い慣れていないアングラーにしてみれば、どこから手をつけていいやら途方に暮れる広さです。
そんな方こそ本書を手に水郷巡りを楽し んでください。
また、初版のときから新たに設置された消波ブロック帯や、追加エリアである外浪逆浦の等深線など、ボートアングラーも必見の情報が満載。
釣行のたびにご自身で情 報を書き加えていき、世界に一冊だけのスペシャルなMAPに育てていくのも非常に楽しい一冊です。
車やボートに常に積んでおくのもよし、自宅で釣行前夜のイメトレにもよしの改訂版。
霞ヶ浦、北浦、水郷に釣行するすべての皆様に、バスフィッシングをより楽しむ ためのツールのひとつとして活用していただければ幸いです。