【特集】でかいサクラが釣りたい。
ズシリと重い魚、心にズシンと響く魚。カッコよさの美学からあえて表層で食わせた魚に、水害から回復しつつある川に帰ってきた魚。そしてもちろん、シンプルに大きな魚。とにかく僕らは新シーズンも、でかいサクラマスが釣りたいのだ。
CONTENTS
6 鱒の肖像。文と写真=足立聡
13 モノを旅する。文と写真=丹律章
17 THE タダ巻きスペシャル。
19 渓の隣人
20 山釣りTIPS
22 特集 でかいサクラが釣りたい。
24 浮かせる波動。
30 父との約束。文と写真=柴光則
33 夢の劇場、赤川にデカ鱒を求めて。
41 輝け、閉伊川サクラ。文と写真=畠山明彦
45 遠征アングラーのサクラ戦術。
48 追波川はメタルが熱い。
56 日本海、北の板マスを釣る。文と写真=北島正貴
60 2022 鮭川レポート。文と写真=栗田宗成
62 釣りたい、アンバサダーで。文と写真=黒澤輝将
66 サクラ舞う、3 つの釣り旅。文と写真=石関伯秀
71 怪物の捕獲術。
79 棟方トラウトゼミナール。文=棟方有宗
82 本日開講!釣りが上手くなる生態学Q & A。解説=棟方有宗
85 ゴルジュのヤマメ、大イワナに昂る。文と写真=木岡弘充
89 ハンドルワークで釣る尺ヤマメ。文と写真=三浦大知
92 潜水艦イワナに出会った日。文と写真=山本周
93 自宅でニジマスを釣ること。文と写真=久松圭
95 TROUT NEWS STAND
99 渓の「色彩」遊戯。文と写真=石塚恒今一度、視認性からカラーを考える。
105 大山イワナの渓へ。文と写真=木下進二朗 鳥取の山に棲まう美鱒を求めた釣り旅。
110 鮭川、サケ釣り挑戦記。文と写真=風間俊春 ビッグファイトを求めて晩秋のみちのくトリップ。
115 コラムの森●湿原美術館 坂下武彦 ●鳥の棲む場所 宮澤秀規 ●本流への挑戦 榎本崇 ●趣味と道楽のはざまで 滝川一尚 ●1丁目1番地 高橋辰美 ●僕ら黒部残念組 安村健一 ● 2022 年釣り納めの旅 酒井新悟
130 From Readers 読者の手紙。
131 ヤマメを惑わす、最強ミノー。北 海道、東北、北陸のヤマメアングラーが、2022 実績ミノーの魅力を語る。
140 EUREKA! アンバサダーを真の渓流仕様に変えるハイスピードギヤ。
143 Old is New. トラウト温故「釣」新。文と写真=荒川大悟 渓の傑作オールドスプーン。
149 御嶽ヤマト礼賛。文と写真=朝賀敬一 尺上イワナの源流釣行記。
157 Present
159 New Tackles
162 Next Issue
サクラマス・アメマス・ニジマス・ブラウン・アイナメ・ソイ・サケ・ワカサギ……etc.
【特集】冬の釣り満喫作戦!
いよいよ冬本番。北海道は雪と氷に覆われる季節ですが、実は楽しい釣りも盛りだくさん。盛期間近の氷上ワカサギ釣りや、湖・本流のトラウト。そして海ではロックフィッシュやサクラマスなど、人気ターゲットがねらえる季節でもあります。今号の特集は「冬の釣り満喫作戦!」。寒さが厳しいからといって家に閉じこもっていては、ここで掲載したような素晴らしい魚に出会うチャンスを失ってしまいます! 気になる海アメ・海サクラルアーの新作や、シンキングミノー図鑑、そしてガイドがおすすめする必釣フライパターンなども紹介。冬の北海道でとことん遊びたいなら必読の一冊です!
FEATURE
014 サクラマス・アメマス・ニジマス・ブラウン・アイナメ・ソイ・サケ・ワカサギ……etc.
【特集】冬の釣り満喫作戦!
016 シーズン前に要チェック
板マスの戦略とタックル考
020 本流向きの80㎜以上限定
“シンキングミノー”を3タイプに分けて考察
026 80㎜以上100㎜以下
シンキングミノー図鑑
028 ダブルハンド・ロッド スイングの釣りでねらう大型ニジマス
晩秋の本流、70㎝オーバーの衝撃。
032 好釣果を叩き出すアングラーに密着!
ザ・支笏湖チャレンジ
036 釣れるのは40UPだけ!?
大型アイナメを虜にするチャター&スピナーベイト
042 港で30UPを叶える
ソイをジグヘッドリグで釣る一工夫
046 予期せぬ高活性に遭遇!
サビキ&ルアーでねらうサンマ
067 二刀流のススメ
糠平湖 17.6mからの十束釣り
088 キーワードは徹底したピンスポットねらい
冬こそ楽しい湿原河川のアメマス
SPECIAL
050 メジャクラの本気
タイドリフト5Gの本質に迫る
052 波形+低比重=超スロー
ウキルアー発祥地が生んだサケスプーン
054 Trout Lure Fishing Basics
渓流魚をねらうルアー選択の基本とは?
056 新作・新色続々!
海サクラ&海アメNEWルアー図鑑 ’22-’23
062 船ルアー愛実らせます!
第20回 タイラバ時々ジグのすすめ
072 サビキなら簡単&手軽
親子でチカ釣りに行こう!
083 【結果発表】
リクエストの多かった記事をWEBで再掲!
092 ガイドがそっと渡してくれる
実績フライ・コレクション
106 日中もイケる!
ハチガラハンター最新スタイル
REGULAR
077 今月ここでゲッツ!
078【留萌エリア】コマイ×投げ釣り
079【胆振エリア】アイナメ×ルアーフィッシング
080【檜山エリア】ヤリイカ×エギング
081【渡島エリア】アイナメ×ルアーフィッシング
082【渡島エリア】アイナメ×ルアーフィッシング
084 Fish Camp Report #26 薪ストーブとキャンプ・ベイキング
096 ルアーこの一本 カルティバ 撃投ジグ エアロ/エクスセンス トライデント90S AR-C
100 今月の釣り予報 12月中旬~2月上旬
102 ニュース海鮮丼 2022年12月号/2023年1月号
110 愛車で安眠♪ エブリイ
112 ヒグマ110番 第二十八話 明治二十三年増毛連続人喰い熊事件
114 釣り人のための自然環境学 第26回 北海道、砂防ダムの現状。前編
OTHER
060 Special Presents
120 NA釣り倶楽部
122 North Angler’s Pickup !
127 バックナンバー
128 From Staff
129 アンケート
近年ミツバチの大量死などで注目を浴びた「ネオニコチノイド系殺虫剤」。日本の水田で広く使用されているこの農薬は魚にも悪影響を及ぼしているのではないか?と懸念した釣り人も多いだろう。
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授である著者は、卒業論文・修士論文・学位論文のすべてを、宍道湖をテーマに書いた。そのデータを駆使し、「化学分析」という武器をもとに、釣り人が抱いた懸念と同じ疑問に切り込んでいく。
著者はデータを積み重ね、裁判の判決文のように明確な論理をもって、ネオニコチノイド系殺虫剤が水中の食物連鎖を破壊し、その結果同湖におけるウナギとワカサギの漁獲高が激減したという結論を導き出す。また、その過程では非常に興味深い注目すべき事例も次々に明らかにされていく。それは私たちが漠然と抱いている常識を覆す内容や、さらにはネオニコチノイド系殺虫剤使用以前にも他の要素で水辺の生態系が激変していた事実が明らかにされる。
SDGs、生物多様性の重要性が叫ばれるいま、本書によって著者の視点を共有し知識を得ることは、釣り人をはじめ水辺を愛する人たちの視野を広げ視界を明るく照らし考えを深め、あるべき姿の生態系を取り戻すための大きな指針となるに違いない。
目次
はじめに 2
Interview
幼少期から現在まで水辺がライフワーク! 6
山室真澄教授の信念に迫る
魚はなぜ減った? 見えない犯人を追う
第1回 宍道湖のシジミ研究とネオニコチノイド系殺虫剤 14
第2回 カギを握る「食物連鎖」と宍道湖の生態系 28
第3回 ミジンコのエサは減っていたのか? 41
~水辺の有機物と物質循環の概念~
第4回 「動物プランクトン」「エビ類」「オオユスリカ」の同時期の激減 56
第5回 容疑者をネオニコチノイド系殺虫剤に絞り込んだ根拠 70
第6回 釣り人の視点が生態系全体の保全のヒントになる 86
第7回(最終回) ネオニコチノイドに頼らない農業に向けて 100
まとめ/月刊『つり人』編集部 脱「ネオニコ」の可能性を探る。 113・122
(前・後編)兵庫県豊岡市・コウノトリ育む農法を例に
国内外で広く親しまれている疑似餌釣り=ルアーフィッシング。その起源や発展の歴史を、リールとルアーの登場・進化の過程に軸足を置きながら当時の文献・雑誌記事を掘り起こし解説を試みた本邦初の書。
新しいスタイルのリールは、登場する度にルアーの小型化・軽量化を可能にし、ルアーフィッシングの発展に大きく貢献してきた。英国で古くから発達した片軸受けリールは20世紀に入ると米国式の両軸受けリールに駆逐される運命をたどるが、第二次世界大戦後は逆に英国発祥のスピニングリールが米国へ輸入され未曾有の大流行を巻き起こしていく…。
また一方、新勢力の台頭が旧勢力から反発を買うのは世の習いで、中世より西洋釣魚界に君臨するフライフィッシング愛好家は、自分たちの聖域に土足で踏み込む兄弟を軽蔑し、公然と敵視した。
歴代の釣り人たちが遺したそれぞれの主張を織り交ぜながら、英国・米国のリール史と時代を彩ったルアー、それらに熱中し時には翻弄されていく当時の釣り人模様までを、著者が時の彼方から召喚し、鮮やかに浮かび上がらせる。
『ザ・ヒストリー・オブ・バンブーフライロッド』『ザ・ヒストリー・オブ・トラウトフライズ』に続く待望の三部作、全ルアー・フライアングラー必読の書。
目次
第一部 片軸受けリールの歴史
第1章 ルアーフィッシングの原型……………………..P.10
第2章 リールとルアーの誕生………………………….P.26
第3章 近代ルアーフィッシングの開幕………………..P.35
第4章 サーモン釣りをめぐる論争…………………….P.64
第二部 両軸受けリールの歴史
第5章 米国ブラックバス釣りの発祥………………….P.80
第6章 ヘンシャル博士とマルベリー女史の時代…….P.90
第7章 バスベイトの登場………………………………P.109
第8章 バスベイトの理論と実践……………………….P.138
第9章 バス釣りをめぐる美学と批判…………………P.166
第10章 ベイトキャスティングタックルの進化………….P.197
第11章 英米ベイトキャスティング文化の衝突………..P.227
第三部 スピニングリールの歴史
第12章 スピニングリール前史………………………….P.252
第13章 イリングワースの大発明……………………….P.263
第14章 英国スピニングリールの展開…………………P.275
第15章 新大陸への伝播………………………………..P.294
第16章 スピニングタックルの発展……………………..P.321
第17章 スピニングvsフライフィッシング……………….P.359
あとがき 三浦 修………………………………………..P.398
歴史を彩るリール&ルアー……………………………….P.401
※この本は、令和4年11月11日に著作権法67条の2第1項の規定に基づく申請を行い、
同項の適用を受けて製作されたものです。
【特集】バサーオールスタークラシック2022
4年ぶりに有観客で開催されたBasser Allstar Classic2022を総力特集! 会場で1万5000人が、YouTube中継やBasserオンラインで延べ20万人以上がリアルタイムで目撃した激闘の詳細をお伝えします。
「やっとや、やっと、何年かかっとんねん!」
国内外のスターが一堂に会し戦う、年に一度の祭典。その第34回大会を制したのは、利根川を巻き倒した清水盛三選手でした。カレントが発生せず、各選手が釣りあぐねていた利根川。減水&水温低下という状況下で清水選手がビッグママを獲るために目を付けたのは、なんとインサイド&ドシャロー。ロッドに結ばれたのは潜行深度1m未満のシャロークランクでした。王者のシャロークランキン術、そして日米のトーナメントを通して磨かれたスポーツマンシップに迫ります。
また、スモラバのロングシェイクで準優勝を手にした早野剛史選手が見つけていた「幻の利根川バズベイトパターン」、3位&ビッグフィッシュ賞を獲得した江尻悠真選手が展開した、強い個体だけを反応させるクリスタルSによるスピナーベイティングなど、ライブ中継では伝えきれなかった内容が盛りだくさん。選手たちがどう考え、どう釣っていたのか、そしてそこにはどんなドラマがあったのか。必読の1冊です。
Contents
028 総力特集 バサーオールスタークラシック2022
058 優勝 清水盛三/王者のシャロークランキング
066 2位 早野剛史/幻のトップウォーター・パターンと「真北の風」
072 3位 江尻悠真/北浦の極上ビッグフィッシュパターンに賭けた2日間
078 4位 沢村幸弘/62歳のタフガイが見せた充実の「心・技・体」
082 5位 橋本卓哉/勝てるプラクティスからの想定内と想定外
086 初出場のふたり。/奥村和正&藤田京弥
092 俺の勝負ルアー
104 BMCの魅力
105 魚に優しいバスフィッシング/高梨洋平
108 伊藤巧とSTELLA
112 上州屋ロコ・スタッフ クローズアップフィールド
116 BPT
122 B.A.S.S. ELITE SERIES
134 Behind Story 世界一のクランクベイトができるまで。
136 ヒッパレ! ダイスケ! SECOND STAGE
138 房総HOTSPOT
142 今月の読者プレゼント
143 B級ルアー列伝
144 H-1グランプリ
146 アマケンの目。
148 黒鱒荘の住人達
150 琵琶湖に入る水、出る水[最終回]
152 バサー新聞
156 The Japan Original
160 大津清彰ゼミ マッチザベイト学概論
161 バサー図書室
161 日釣振ニュース
162 編集後記