水温低下とともに「カレント」と「シェード」という夏の束縛がしだいにゆるむと、バスは活発にエサ、そしてルアーを追うようになります。また、秋が深まってバスの適水温を下回ったりターンオーバーが発生したりすると、食わせの釣りは効果が落ちて、リアクションバイトを誘発できる各種ファストムービングルアーがさらにクローズアップされるようになります。
今月号では、そんなさまざまな視点から「秋のファストムービング」を特集。ヒロ内藤さん、鈴木美津男さん、内山幸也さん、草深幸範さん、北大祐さん、関和学さん、深江真一さん、早野剛史さんといった著名アングラーが、それぞれのフィールドで巻きモノゲームや理論を展開しています。
「NEO田辺道場」「オギタ式。」「キニナルゲンバ」「ボートバカ一代」「ファイト、ファイト、コジコジ!」などの連載も見どころ満載。また、B.A.S.S.エリート、JB TOP50、W.B.S.、TBCといった国内外トーナメントの最終局面を徹底レポート。B.A.S.S.エリートでは今年から導入されたAOY決定戦に、日本のトーナメントではエバーグリーン勢の大躍進に、とくにご注目ください。
まだまだコンテンツも紹介しきれないほど内容超充実の今月号、秋の夜長のお供に、そして充実のバスフィッシングライフを送るために、ぜひご一読ください!
“いつか釣りたいニッポンの湖沼64”と題して特集は日本の自然湖沼パーフェクトガイド。トラウト王国10選、イワナの桃源郷4選、秘密の沼7選、淡水魚のサンクチュアリ6選、ワカサギの揺りかご14選、伝説の湖沼6選、豊穣の汽水湖5選、巨ゴイの巣窟7選というラインナップでお届け。見ているだけでもきっと夢が膨らむだろう。そのほか、芦ノ湖のカヤックフィッシング、山中湖のワカサギ釣り、西湖のカープフィッシングなど今の湖沼の楽しみ方もお伝え。第2特集は秋の汽水域大研究。涸沼川の生きエビブッコミ、那珂川や相模川河口の五目釣り、伊豆・青野川のカイズ、ハゼ釣りなどを紹介。
青木大介のJB TOP50全試合に完全密着!
不完全燃焼に終わった前年度の借りを返すべく臨む今シーズン。第4戦終了時点で年間1位を走る青木の前半3試合を完全収録。
■第1戦 奈良県/七色貯水池 4月4〜6日
2014年のJB TOP50は奈良県のクリアリザーバー・七色貯水池で開幕。ノーフィッシュの選手が続出するタフなコンディションのなか、青木は初日に唯一4kg台をマークして昨年同様、首位発進に成功。しかし、2日目は「これまでの試合で心打たれ度ワースト1位かもしれない内容」と振り返るほどの大失速。最終日、青木はどこまで挽回できるのか。
■第2戦 茨城県/北浦 6月6〜8日
バケツをひっくり返したような雨が降るなか始まった第2戦。すでにスポーニングを終えているバスが多数をしめる状況で、ハイウエイト戦が展開された。初日、2日目とも平凡なウエイトで波に乗り切れず18位で予選を通過した青木。少しでも上位でフィニッシュして年間ポイントランキングを上げたい最終日の戦略に注目だ。
■第3戦 長野県/野尻湖 7月18〜20日
年間ポイントランキング3位で迎えた第3戦。水面で釣る“ムシパターン”とディープを釣る選手で戦略が二分した本大会。青木は、ムラっ気はあるがハマればハイウエイトが期待できるムシパターンではなく、手堅い戦略といえるディープ攻略で勝負に出た。スタートダッシュにこそ失敗してしまったが、2日目、最終日の青木らしい試合巧者ぶりは必見。
ルアーのシーバスフィッシングの第一人者として、多くのアングラーから広く支持されている泉裕文さん。今も重版を続ける2010年刊行のベストセラー『シーバス釣りがある日突然上手くなる』から4年の月日を経て、一段と充実した内容の新刊をついにリリース。
本書では、シーバスフィッシングの本質をシンプルに突き詰めることで、経験者がつい軽んじがちなベイシックの奥に潜む釣果倍増のコツを惜しげもなく大公開! そのエッセンスとなる「投げる」「巻く」「動く・動かす」「合わせる・寄せる・掬う」「見つける」「擬似る」「比べる」について、縦横無尽に語り尽くします。
各コンテンツは見開きで見やすく、読めば読むほど理解が深まるテキスト+イラスト+写真で構成。わずかなチャンスをモノにし、アングラーの無意識な弱点を克服できる、死角のない絶対釣力が身に付く未だかつてないシーバスフィッシング最強本の登場です!
今月の特集は「今年、あいつが釣れなかった理由」。シーズンが終わって今年の釣りを振り返ってみると、悔しい思いをした方も多いはず。それはエキスパートたちも同じ。「たぶん、あれが原因では……」といったバラシの要素を今シーズンの体験談を交えながら解説します。フライ、ティペット、ドリフト……など、魚を釣り逃す原因となるさまざまなパターンを紹介していますので、自分が“あの時やってしまった”理由にもピンと来るものがあるはずです。
このほか、クリキタット・リバーのスティールヘッド、オーストラリアのマダイ、シエラネバダのスプリングクリークなど、海外釣行記事も豊富に掲載しています。