大阪湾をメインとしたタチウオのテンヤ釣りは、関西の船釣りのなかで間違いなく人気ナンバーワン。それほど大がかりなタックルを使うことなく手軽に強い引きが楽しめるのが魅力で調理が簡単、食べて美味しいのも人気の理由だ。シーズンになれば大阪湾岸の各所から出船しポイントでひしめき合う遊漁船はどれも満杯になる。テンヤ釣りは大きなナマリのヘッドの後に大きなハリが付いたテンヤと呼ばれる道具を1つだけ使い、冷凍イワシをまるごと使い、そのエサを海底まで下ろして、ゆっくり巻き上げながらアタリを取り掛けていくシンプルな釣り。誰にでも簡単に釣れる魚ではあるが、より釣果をアップさせるにはアタリの取り方、アワセのタイミングを確実なものにすることが重要で、ここがこの釣りの最も面白く釣り手の腕の差がはっきり出るところ。本書ではこれからテンヤ釣りに入門する人はもちろんレベルアップを目差す中級者を対象に、テンヤタチウオ歴20年以上、関西船釣りをリードする矢野貴雄さんがこの釣りの楽しさ、乗合船のシステム、タックル、基本的な釣り方から上級者のテクニックまでを懇切ていねいに誌面とDVDで伝える。
特集は「夏の海は多彩でビッグ!」。この時期は川や湖も最高に楽しいが、近年は夏も海に向かうアングラーが増えている。ここ数年は道東でも“ショアブリ”が脚光を浴びているほか、その外道でシイラの釣果もよく聞かれる。また、道央〜道南はブリだけでなく、大もの情報が多くなっているヒラメも大人気。全道で注目されているサクラマスに目を向けると、今年は不調を極めた道央〜道南に変わって道東太平洋が絶好調。従来のサケ・マスに加え、青ものなどもねらえる6〜8月の海は魚種が多彩で、かつ大ものの可能性にも満ちている!
2015年6月25日発売の月刊つり人8月号におきまして、記事に誤りがありました。159頁に掲載しているストラディックのメーカー名が、ダイワ(グローブライド)となっていますが、正しくはシマノです。読者、および関係者の皆様にご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げますとともに、ここに訂正させていただきます。
今号のDVD連動巻頭大特集は、盛期の両ダンゴ釣りに役立つエサ使いのコツを伊藤さとしさんが解説。エサブレンドをアレコレ悩む前に、試してもらいたい簡単なキモを紹介しているので、ぜひ参考に。 また、DVDでは新連載が2本。ひとつは、トップトーナメンターの釣れる核心に迫るもの。第1回目のゲストは、メーターウドンセットの名手・天笠充さん。ウキの動きからどう状況を読むのかを分かりやすく解説してもらった。もう一本は、地方の釣り場を巡るもの。今号では宮城県の「涌谷釣り公園」を取り上げた。 このほか、好評連載も充実。これからの盛期に向けたテクニックや釣り場が盛りだくさん。ぜひ、『ボーバー』を参考に盛期のヘラブナ釣りをお楽しみください!
トップウォーターゲームを特集します。巻頭グラビアでは津波ルアーズ・元木正実さんが登場。「ハッとした瞬間」を求めるトップウォータースタイルを紹介します。また、関和学さんが霞ヶ浦でのトップウォーター活用法、平岩孝典さんがリザーバーでのビッグウエイクベイト「リップルクロー」の使用法を解説します。今回の特集では「バスはなぜバイトするのか?」を柱に据え、食性や威嚇、反射など、バイトの理由になる要素についてさまざまなアングラーの考え方を紹介しています。「トップは食性の釣り」と考えている木村建太さんは、ベイトのスピードに合わせたルアー選択を解説。内山幸也さんはブルーギルを捕食するバスに有効なダブルスイッシャー使用法を教えてくれます。一方、ヒロ内藤さんは防衛本能と競争心を刺激してストライクを引き出す方法を話してくれました。トップウォーターの理解を深められる内容です。
そのほか大仲正樹さんの府中湖オカッパリ釣行の模様や、JB TOP50旧吉野川戦レポート、小森嗣彦さんと青木大介さんが霞ヶ浦のオカッパリでバトルを繰り広げた「King of Fantasista」、アフタースポーンの牛久沼が舞台の「NEO田辺道場」など注目記事てんこ盛りでお届けします。