[特集]トレーラーベイツ
わき役が輝くすてきなドラマ
ときにメインとなるルアーよりも選択が重要となるわき役「トレーラー」が今号の主役です。
たとえばジグの場合、トレーラー次第でルアー全体のサイズ感やアクション、フォールスピード、イミテートするベイトフィッシュまで
すべてが変わってくるからです。
巻頭の「THE TAKE BACK」では、田辺哲男さんが真冬の菅野湖をバルキートレーラー+フットボールジグの組み合わせで攻略し2尾の50cmアップをキャッチ。
並木敏成さんはカバージグの黄金コンビネーションを紹介。そのほかスイムジグやフットボールジグ、ワイヤーベイトのトレーラーも細かく紹介。
アメリカのツアープロが本気の勝負で投入するトレーラーのトレンドについてもまとめています。
また、2018年に創立30周年を迎えたエバーグリーンの歩みを特集。
日本のバスフィッシングシーンをリードしてきたタックルとプロスタッフ陣の輝かしい戦歴はどのようにして紡がれてきたのか。
菊元俊文さん、今江克隆さん、清水盛三さん、福島健さんらへのインタビューを交え、その歴史を紐解きます。
背中のルアー176
パブロシャッド59SP MR
私が担当している連載「モノの舞台裏」でこれがどのようなシャッドか知り、昨年のカラー特集号で山木さんに
「ライムチャートはむしろナチュラルカラー」と説いてもらい、そして前号の五十嵐誠さんへの取材ではPE×シャッドの有効性を教えていただきました。
そうやって取材や編集を通して得た知識をもとに日々の釣りを頑張っています。
で、PEタックルでパブロシャッドのライムチャートを巻いた結果は、60ページからの編集部対決をご覧ください。
俺がレぺゼン松戸だイェ~。byタニガワ
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Contents
008 THE TAKE BACK 田辺道場“バスフィッシング”を求めて
018 [特集]トレーラーベイツ
020 並木敏成/カバージグの黄金コンビネーション
026 あると便利なトレーラー小物集
028 レンジ、スピード、振動で選ぶスイムジグパートナー
034 専門家の目利きと手仕事による
ため息のハイクオリティーポークラインド
036 福島健・澳原潤/フットボールジグを生かすトレーラー
040 草深幸範/イモ偏愛主義
042 USAトレーラー事情
048 ワイヤーベイトにトレーラーワームは必要か
050 塩入のトレーラーをジグに付けっぱなしにしたらどうなる!?
052 城ノ上巧・木村竜渉/ハイプレッシャーな亀山湖でデカバスをねらうトレーラー
058 小森ノート
060 編集部ガチンコバトル
067 A HARD DAY’S NINJA
070 ボートバカ一代
071 B級ルアー列伝
072 キニナルゲンバ
074 ファイト、ファイト、コジコジ!
076 Basser Best Buy
084 1988-2018 EVERGREEN INTERNATIONAL 30th ANNIVERSARY Special Edition
102 ぶっつけ初場所ATTACKER/並木敏成×三島湖
108 アングラーに寄り添うクルマ MAZDA「CX-8」とバスフィッシングのぴったり感
110 モノの舞台裏
115 バサー放課後の部室
120 深江真一・北大祐/それぞれの新展開
128 教えて☆工場長 エレキのセルフチェック&メンテナンス
130 まつガチ戦記
132 バサー新聞
136 山木食堂闇鍋定食
140 B情報局
142 早いモノ勝ち! セール&入荷情報
144 釣りに行くヒマがあったら読む本
144 日釣振ニュース
145 今月のほたるの光
146 編集後記
147 今月の読者プレゼント
148 BASSMASTER ELITE SERIES
174 THE JAPAN ORIGINAL
“春、心を癒す谷あそび”と題して今月の特集は渓流解禁。実釣では長野県・雑魚川、埼玉県・荒川を取り上げている。これから渓流釣りをやってみたいという人向けにはエサ釣り、テンカラ、ルアーフィッシング、フライフィッシングの入門記事を掲載。そのほかウエアやウエーダーの選び方、カワムシの取り方、全国の主要漁協を網羅した解禁情報など解禁を強力にサポートする内容になっている。また巡ってきた春。祝、渓流釣り解禁!
“寒の季節の安・近・短 ワカサギ&タナゴ”も必見。霞ヶ浦の寒タナゴ、グルテンの使い方、今大注目の神奈川県・津久井湖のワカサギ釣り、紅白サシのエサ実験を掲載。
「解禁を迎え、サクラが咲いて、新緑の季節がやってくる渓流。テンカラ釣りでイワナと遊ぶのはとても楽しい。時の移ろいに合わせてイワナも違った行動や毛バリへの出方を見せてくれる。写真は雑魚川の釣り風景。もう気持ちは渓流の中だ」
表紙撮影・文 津留崎健
CONTENTS
9 釣流潮流
10 音人釣人 宮沢和史
18 海と山の天然素材100%を巡る 地魚食堂
まるいち食堂/神奈川県・三崎
「お好み地魚刺身盛り」
15 MONO語り
特集
祝 2018渓流釣り解禁
春、心を癒す谷あそび。
18長野県/雑魚川
女流テンカラ士の初場所挑戦
“奥志賀の宝石”を求めて
写真◎津留崎健
26埼玉県/荒川
美形ヤマメ泳ぐ
都心近郊の大水脈
32ベースが分かれば迷いなし!
セルフコーディネート力が身に付く
渓流の快適ウエア学
36自分のスタイルにぴったりの一着を見つける
ウエーダーを選んでみよう!
38エサ釣り入門
流れに沿ってエサを流すだけ
ミャク釣りの勘所はここ!
44やっぱり当たる! 渓魚の常食エサ
釣れる川虫、どんな虫?
48テンカラ入門
サオ、ライン、ハリス、毛バリがあればOK
やってみよう、シンプルテンカラ
53フライフィッシング入門
目で見えるから面白い!
まず1尾を釣るドライフライ・フィッシング
60ルアーフィッシング入門
川を軽快に釣り上がるハイテンポな釣り
渓流ミノーイングのベーシック
65全国主要漁協の解禁期間、入漁料、放流状況が丸分かり
2018渓流解禁情報
85もう一度確認!
入漁券の意味と役割
86小誌編集長も思わずにやり
パワー&エレガンス。釣りマインドを加速する
話題のCX-8に乗ってきた。
88静岡県/南伊豆・妻良沖磯
劣化しにくく、水切れ抜群!
磯釣り用PEラインのトリセツ
93徳島県/宍喰のメジナ釣り
ウキフカセ完全アウェイの超遠投釣法
98 [連載] 今が旬!! 日本列島激アツ釣り場
北海道せたな町/大成~八雲町熊石 海アメ&海サクラ
宮城県宮城野区/仙台湾 マガレイ
神奈川県相模原市/相模湖 ワカサギ
三重県四日市市/天カ須賀岸壁 カサゴ
大阪府大阪市/大阪南港シーサイドコスモ チヌ
大分県津久見市/津久見港 メバル
110 [隔月連載]
三石忍 船釣りテンポアップ!
第6回:フグのカットウ釣り
114[隔月連載]
阪本智子の旬魚探見!
今日から始める船釣り入門
第17回:東京湾・本牧沖のイシモチ釣り
119神奈川県/金沢八景
沖釣り入門にもおすすめ!
シンプルだが奥深い東京湾イシモチ
122命を守るライフジャケットの着用。
平成30年2月1日から
「全面義務化」がスタート!
124 NEW GOODS INFORMATION
128 [連載] いつか行きたい!
ウエイパ(バラマンディ、パシフィックターポン、クイーンフィッシュ、トレバリーなど)
131簡単だけど釣趣深い
ルアー&エサ
メバル釣りをもっと楽しむ
138【隔月連載】
佐藤守 オヤジの磯語り
第9回 内側反転流を見逃すな。クエシリーズ
142[不定期連載]
プロフェッショナルたちの挑戦
サカナにやさしい水辺の未来
第14回 浜田篤信さん(その2)
146連載小説 ツヨシと魚釣り
第22回 初めての逆ワンド
152 月刊つり人 NEWS & TOPICS
156 [連載] 釣本耽読
その46
『囮りアユと風変わりな車掌』(「鮎つりの記」より)島村利正 文◎世良康
158 [連載]
爆笑&爆釣川柳塾 17文字の釣り人生 選者◎村田春雄、イラスト◎もりなをこ
160アングラーズボイス
162 編集後記
寒の季節の安・近・短 ワカサギ&タナゴ
164こいつぁ新春から縁起がいいわい!
寒タナゴ釣りは霞ヶ浦詣でから
169神奈川県/津久井湖
最大15cmクラスも夢じゃない!
今注目の関東近郊デカサギフィールド
173 検証実験
ベニサシ、シロサシどっちが釣れる?
174寒さを気にせず、アタリを待つために
レイヤリングで乗り切る厳寒の釣り
178[連載]
つり人浮世絵コレクション
文◎金森直治
まだまだ寒さの厳しい日が続きます。外に出て本格的に魚と遊べるのは、もう少し先。
というわけで今号では、暖かい室内で道具を愛でる特集を組みました。
表紙を飾るのは、100年以上も前に作られたフライリール。
ほかにもバンブーロッドの名品、エーベル・リールの物語、筆者愛用の品々と、その背後に隠された物語などを紹介しています。
道具にこだわるのは、フライフィッシャーの楽しみのひとつ。うっかりハマると抜け出せない、玩物喪志の幸福を味わう一冊です。
また、今号では名手たちのフライボックスの一部を原寸大で掲載。春の解禁前、ご自身のボックスも、これらを真似て埋めてみてはいかがでしょうか。
ほかにもオレゴン在住のフライフィッシャーからのレポートや、刈田敏三さんが紹介する“ちょっとヘン”な水生昆虫の話など、
今号も盛りだくさんの内容でお届けします。
CONTENTS
[特集]玩物喪志の幸福。
008 グラスの横に置きたい道具。
津留崎 健=写真
016 酔える道具 vol.01
津留崎 健=写真 カルロス菅野=文
018 スティーブ・エーベルへのインタビュー
東 知憲=聞き手
028 酔える道具 vol.02
柴野邦彦=文
030 シルクラインの世界
034 酔える道具 vol.03
黒石真宏=文
036 私がこれを使う意味
浦 壮一郎=写真 東 知憲=文
044 酔える道具 vol.04
津留崎 健=写真 錦織則政=文
046 HARDY THE PERFECT FRY REEL
備前 貢=文・写真
054 海外サイトで掘り出し物を捜す。
058 酔える道具 vol.05
津留崎 健=写真 喜久川英仁=文
060 マス釣り旅のキャンプ道具
奥本昌夫=文・写真
068 イミテーションのらせん階段
錦織則政=文
072 【連載】オホーツク通信
備前 貢=文・写真
082 名手のフライボックス
安田龍司/山口直哉/夷谷元宏/嶋崎 了/千葉貴彦/長崎 亘/刈田敏三/佐々木岳大/黒石真宏/浅妻 勝
104 One Fly Fisher’s Life Oceanside
ジェイ・ニコラス=文 東 知憲=訳
112 【連載】この人と釣りたい。
柴野邦彦=文・絵
118 へんな水生昆虫たち
刈田敏三=文・写真
124 【連載】FlyFisher 創刊からの軌跡を辿る
128 News & Goods
130 次号予告
渓流をとことん遊びたい人のための『渓流』。
春号では源流釣行のための粋な道具を紹介します。
江戸和竿の職人たちが作る、美しい毛バリ竿。ザックに入れても苦にならない、ウルトラライトなテント。
そして、こだわりのガレージメーカーが作る、工夫の詰まったザック類やストーブ……。
卓越した技術や、釣り人ならではのアイデアが生んだ、個性的な道具たちを紹介します。
もちろん、今号でも源流釣行をたっぷり紹介。
黒部の北又谷の白金滝を目指す男たちが見たものとは……?
ページを繰って、2018年のプランを立ててみてはいかがでしょうか。
ほかにも名手たちのテンカラ釣行レポート、本流釣りの紹介などなど、盛りだくさんの内容をお届けします!
Contents
一味違う
源流道具の粋品
010 毛バリ釣りの和竿図鑑
写真と文◎葛島一美
019 竿中親方に聞く「テンカラ和竿の現在」
写真と聞き手◎葛島一美
022 江戸和竿の基本
写真と文◎葛島一美
026 ウルトラライトな源流マイホーム
写真と文◎浦 壮一郎
034 ガレージメーカーの創意工夫。
写真と文◎浦 壮一郎
毛バリ釣り讃歌
038 新潟県/湯沢周辺 魚野川支流群
もっと自由にテンカラを遊ぶ
写真と文◎浦 壮一郎
042 長野県/千曲川水系 金峰山川
キャンプ場って、こんなに快適だったっけ?
写真◎浦 壮一郎、文◎吉田 孝
048 山形県/荒川 小樽川、大樽川
魚のご機嫌をうかがう大人2人の山形行脚
写真◎浦 壮一郎、文◎我妻德雄
054 秋田県/雄物川水系皆瀬川支流 春川
フライフィッシャーが見た皆瀬川30年史
レポート◎渋谷直人
059 長野県/信濃川水系中津川支流 魚野川
楽園まで、あと少し。大ゼンを越えて
文◎大沢健治
064 渓流 GOODS & PRESENT
068 山形県/荒川水系玉川支流 大又沢
40cmのイワナは何を食べているのか?
レポート◎上谷泰久
072 春に楽しむ「日曜日の狩猟採集生活」
ホタルイカすくい
レポート◎藤原真一郎
077 連載 現代マタギ考
十一、狩猟の歴史と千松信也の罠猟
写真と文◎高桑信一
083 連載 勝手口から楽園入渓
Vol.08 富山県/黒部川水系・黒薙川支流 北又谷
消えた白金滝
文◎服部文祥、写真◎丸山 剛
源流遊山
090 新潟県/荒川水系大石川支流 西俣川
返り討ちにあった山越え釣行
文と写真◎高桑信一
096 山形県/最上川水系野川支流 カクナラ沢
魚はいろいろ、釣り人もいろいろ。
写真◎丸山 剛、文◎鶴見尚之
102 青森県/八甲田山周辺
八甲田スキー釣行 山奥の沼まで、ひと滑り。
写真と文◎丸山 剛
108 赤川水系八久和川支流 湯井俣川
異釣法の考察
写真◎丸山 剛、文◎服部文祥
118 岩手県/北上川水系・胆沢川支流 小出川
懐かしき渓で激闘を強いられる。
文と写真◎高桑信一
124 登山専門店「秀山荘」が新宿に移転
ここならそろう、信頼の源流道具。
写真と文◎丸山 剛
本流に夢を追う。
128 静岡県/伊豆 狩野川
天城の水が磨く砲弾アマゴ
丸山 剛◎写真、千島克也◎文
134 長野県/犀川
真冬のニジマスと根比べ
写真◎丸山 剛、文◎狩野昌彦
140 山形県/月光川
森の中の滝と湯船
写真◎浦 壮一郎、文◎高橋宗久
148 アメリカのテンカラ事情
レポート◎石垣尚男
152 News & Report
生きもの無視の愚策を阻止すべし
写真と文◎浦 壮一郎
161 筆者紹介
石垣尚男×高橋 伸×西郷和巳
数か、尺ものか
テンカラ新戦術
“テンカラ大王”の名で親しまれ、多くの人の毛バリ釣りを見てきた石垣尚男さん。
テンカラこそ十人十色のスタイルがあるとして、今回は名手2人の釣りをピックアップしてくれました。
まず、「どんなフィールドでも魚を掛けたい」という場合に参考になるのが、“オールラウンダー”なアプ ローチを展開する高橋伸さんの釣り。
水面直下から底を引きずるくらいまでさまざまな層に毛バリを届け、水生昆虫の流下も念頭に置きながら、
その日のステージに合わせた柔軟な釣りで結果を出していきます。激戦区で魚を手にするためのヒントも満載です。
一方、「大ものを釣りたい」という時に参考になるのが、“尺ものハンター”西郷和巳さんの釣り。
その川に尺ものがいるかをリサーチすることから始め、1日のうちでも大きな魚が毛バリを追うタイミングを想定して川に立つことを意識しています。
水深30cmほどの層をメインに毛バリを流します。