[特集]……そしてNewプロダクトに至る
今号では、各アングラーが培ってきたバスフィッシング理論やルアー遍歴を辿り、それが現在の釣りやプロダクトにどう反映されているかを特集しました。
巻頭では、ケイテックの2代目社長である馬路久史さんが、先代・林圭一さんからモノ作りの精神とともにバトンタッチを受けた「フレックスチャンク」の開発舞台裏を紹介。
並木敏成さんは、これまで使い込んできたジャークベイトの数々と、阿修羅シリーズに込めたねらいを語ってくれます。
また、現代のハネモノブームとそれを牽引するルアーはどのようにして生まれたのかを、江口俊介さんと川島勉さんの証言から紐解きます。
そして、川村光大郎さんはこれまでのスピナーベイト遍歴と、「釣れるスピナーベイトの条件」を解説してくれます。
さらに、赤羽修弥さんのバスフィッシングにおけるフロッグとの関わり方の歴史や、H-1グランプリウィナーの松村浩邦さんによる新旧クランクベイトの使い分けなど、今後のルアー選びに新たな視点をもたらす記事が盛りだくさんです。
アメリカのトーナメント情報も充実しています。リミット無制限というBPTフォーマットにおける勝つための戦術分析や、日本人選手が目覚ましい活躍を見せるB.A.S.S.セントラルオープンのレポート。そして2戦連続でシングルフィニッシュを果たし、暫定年間ランキングを首位とした伊藤巧さんへのインタビューなども見逃せません。
背中のルアー192
HP3Dワッキー(O.S.P)
JBTOP50七色貯水池戦で小林明人さんが投げ倒していたのがこのワーム。
そのあまりに正確で緻密なパワーフィネスに感化されて、おすすめだという「みみずぅ」カラーを5パック購入しました。
セッティングに時間がかかるため、釣行前にネイルシンカーを挿入し、ワームプロテクトチューブを通したものをあらかじめ10本ほど用意しています(これも小林さんのマネ)。
いつの日か「あぁ~、前日あんなに仕込んだのに、釣れすぎて使い切っちゃったよ~」という嬉しい悲鳴を上げたいものです。byタニガワ
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Contents
024 [特集]
……そしてNewプロダクトに至る
026 馬路久史/うけつぐこと。新しく作ること
034 並木敏成が愛したジャークベイトと阿修羅シリーズの血脈
038 赤羽修弥/フロッグとの歩み
042 川村光大郎のスピナーベイト偏愛歴
046 現代ハネモノブームをけん引した2大クローラーのルーツ
050 シャロークランクの“すきま”を埋める北大祐の「中層・速巻き」専用機
052 西村嘉高/釣れる要素を集約させた「ファイボス」
054 ジャパニーズシャッドにも見られる原点回帰の潮流はなぜ生じたのか
056 素人がトーナメントに出たらどうなる?
058 何度も、緻密に、丁寧に。松村浩邦さんが考える「タイニークランクの出しどころ」
062 村上晴彦が「bibibiショット」を再設計した意図
064 A HARD DAYS NINJA
068 山木一人/I字系の肝は何か?
074 吉田幸二のクランクベイト遍歴
079 Basser令和初バスグランプリ
全国のアングラーが最速バスをねらったルアーはコレだ!
083 青木大介/IN THE RIGHT PLACE
086 Basser Best Buy
088 琵琶湖における「CONQUEST」の適性を考える
090 THE TAKE BACK 田辺道場 バスフィッシングを求めて
100 T.NAMIKI×GARMIN 最新魚探に映る未来の姿/
第1回 並木敏成がアメリカに戻った理由と現代魚探事情
104 B級ルアー列伝
105 ボートバカ一代
106 モノの舞台裏
110 THE JAPAN ORIGINAL
112 フカシンガッツ!
114 今月の読者プレゼント
115 アマケンの目
116 U.S.Tour Report
142 ファイト、ファイト、コジコジ!
144 W.B.S.TOURNAMENT REPORT
148 小森ノート
150 H-1グランプリ年間王者が行く。
6Lbオーバーも飛び出した釣り三昧U.S.ツアーレポート
156 擬人餌画報
158 山木食堂闇鍋定食
160 バサー放課後の部室
166 バサー新聞
170 まつガチ戦記
172 早いモノ勝ち! セール&入荷情報
173 B情報局
176 エンジン三銃士の今月も釣れますよ
177 釣りに行くヒマがあったら読む本
177 日釣振ニュース
178 編集後記
第1特集は「これなら釣れる! ドライフライ・テンカラ」。
テンカラは渓流釣りナンバー1のシンプル装備。
けれどもいざ毛バリを振ってみると、思うように飛ばないし、どこを流れているのかも分からない。
今号ではドライフライ使用のスタイルを提案!
魚がバシャリと飛びつけば興奮度はMAX。羽虫が飛び交う盛期は今!
風薫る新緑の渓へ身軽にダッシュ。
第2特集は「スタートダッシュの入れ掛かり河川! アユ釣り開幕2019」。
今期は全国的に渇水傾向といわれる中、気になるアユのソ上状況はいかに?
名手たち注目のアユ釣り河川は?
いよいよ本格的なアユシーズンに向けてカウントダウン。
今年も熱くニッポンの香魚を追う、待望の季節がやって来た。
CONTENTS
9 釣流潮流
10 音人釣人
12 海と山の天然素材100%を巡る 地魚食堂
にし与/静岡県・沼津漁港 魚河岸定食
15 MONO語り
特集
これなら釣れる!
ドライフライ
テンカラ
18埼玉県/荒川支流 薄川・小森川
浮かんだ毛バリを食わせる興奮
24毛バリをくわえる魚が見たい!
盛期の水面テンカラゲームABC
30手軽な道具で挑戦!
タイイングバイスなしの毛バリ巻き
36テンカラで探りたい名川5
38愛知県下で初の設置
名倉川漁協管内・段戸川に
「C&R区間(テンカラ/フライ/ルアー専用)」がオープン&イベント開催
スタートダッシュ入れ掛かり河川
アユ釣り開幕2019
42岐阜県/和良川
復活の号砲待つ、美味アユの里
写真◎津留崎 健
50栃木県/那珂川
ヤナギで迎える解禁日
55スタートダッシュの
入れ掛かり河川7
63解禁日・放流量・ソ上状況・入漁料を徹底網羅
2019全国アユ河川解禁情報 パート2
76長野県/野尻湖
タナ合わせと寄せエサの同調がキモ
野尻の尺上ねらい
78ポケベイトで海と川を釣ろう!
第2回 新緑の管理釣り場で
ニジマスの誘い釣りに挑戦!
82
[連載] 今が旬!! 日本列島激アツ釣り場
北海道長万部~森町/噴火湾カレイ
宮城県七ヶ浜町/菖蒲田浜周辺 チョイ投げ五目
神奈川県三浦市/城ヶ島・長津呂湾&四畳半 メジナ
静岡県静岡市/清水港~三保の松原 小サバ&クロダイなど
大阪府大阪市~堺市/大阪南港 シーバス
天草市/天草 アオリイカ
94[連載] 手前船頭で広がるフィールド
丸山剛のEnjoy2馬力ボートライフ!
第14回:神奈川県・米神沖のカサゴ釣り
98アタリを出し、乗せる駆け引きを楽しむ。
今年も到来! 東京湾のマゴチハイシーズン
102[隔月連載]
阪本智子の旬魚探見!
今日から始める船釣り入門
第25回:外房エリアのイサキ釣り
107ダイアモンド★ユカイさんが挑戦!
富津竹岡・伝統のシャクリマダイ
110[隔月連載]
三石忍
船釣りテンポアップ!
第13回:東京湾・金沢漁港出船のライトアジ
114[連載]
東京湾シーバス&マゴチ
カンタン調理で魚をおいしく!
食いしんぼう女子出動!
117爆乗り!昼イカ探訪帳
第18回 長井沖のムギイカ釣り
122[連載]沖猿きくりんの海上パトロール
「今月どやさ!」関西船釣りレボリューション
第24回 東二見の半夜メバル
126NEW GOODS INFORMATION
131エギング党もヤエン派も今がチャンス
初夏の大アオリ包囲網
136初夏に攻めたい魅惑の藻場
デカアオリが群れる
垂涎の釣り場ガイド
138 [連載]
釣果アップの必須項目!!
結び虎の巻
140【隔月連載】
佐藤守 オヤジの磯語り
第17回:神津島前浜桟橋の大型クチジロ
144不定期連載
プロフェッショナルたちの挑戦
サカナにやさしい水辺の未来
第27回 篠田成郎さん
148[短期集中連載]
池の水ぜんぶ“は”は抜くな!
最終回 交雑と競合の問題を考える
152月刊つり人 NEWS & TOPICS
156 [連載] 釣本耽読
その60 獅子文六 将軍鮒を釣らず 文◎世良 康
158[連載]
爆笑&爆釣川柳塾 17文字の釣り人生
選者◎村田春雄、イラスト◎もりなをこ
162編集後記
163ウワサどおりの釣れっぷり!?
多摩川クロダイ熱が加速中
168ブラクリとルアーの融合形
ブラーへの誘い
使い方の基本を覚えつつ
小さな工夫で釣果アップ
174アイデアしだいで使い方はいろいろ
きっと揃えたくなるラインナップ
最新ブラー&ブラクリ図鑑
176[連載] いつか行きたい! 世界の五ツ星釣り場
Field29 Hawaii
アメリカ ハワイ(ピーコックバス)
178[連載]
つり人浮世絵コレクション
文◎金森直治
ISBN978-4-86447-333-0 C2075
本体1,000円+税
46判並製 1C128P
外来種だからといって、すべてを駆除するのが正しいのか?
本書ではさまざまな例を挙げ、声高に叫ばれる「外来種=悪」という単純な見方について疑問を投げかけます。
外来種問題に詳しい池田清彦先生の解説に加え、「外来魚駆除」から「外来魚お引っ越し」へと方針転換を行なった町の例などを盛り込み、
さまざまな角度からこの問題を掘り下げます。
外来種、在来種という勝手な区別だけで、命を選別することが許されるのか……。
目次
011
第1章 外来種と在来種の境界線
いつ入ってきたら外来種なの?
在来種から格下げされたカメ?
人の手が運んだ生きもの
国内で運んでも外来種?
クマゼミは人が運んだのか?
外来種問題を整理する
027
第2章 なぜ外来種はワルモノにされるのか?
タイワンリスの悪行
駆除するかどうかは、どう決まる?
人が利用している外来種
琵琶湖の在来種を減らしたのは?
小さな島では外来種が脅威になる
ニッチについて
交雑種は殺すべきなのか
045
第3章 外来種を駆除して何を守るのか?
人が手を加える前に戻したい
作られた里山生態系
トキを巡る複雑な事情
生物をコントロールできるのか
「手つかずの自然」
ビクトリア湖のシクリッド
里山も「手つかず」に戻すべき?
水田は「自然」とは呼べないから……
069
第4章 人が手を加えるのはそこまで悪なのか
生きものを手助けする
堰堤の上に魚を移動させるのは?
絶滅しそうでも「手は出さない」のが正しいのか
人と自然の関わり方
080
Column 1 令和元年に思う「梅」のこと
081
第5章 必要なのはケース・バイ・ケースの対応
危険な外来種
「外来種=悪」は単純すぎる
何を目指すべきなのか?
子どもたちには正確な知識を
089
第6章 群馬県邑楽町に見る外来魚駆除の現実
中野沼の例
外来魚だけど……かわいそう
殺さなくてすむ方法
水をぜんぶ抜いたら……?
生きものと触れ合う機会
転換期
目的は何なのかを明確に
106
Column 2 外来種に依存する在来種
107
第7章 池田清彦が語る外来種問題の現在
竹ヤリで戦うようなもの
外来種の定義は恣意的
生態系は変わっていくもの
いてもどうってことのない外来種
外来種によるコントロール
役に立つならいてもOK?
遺伝子が混じり合うのは悪なのか
クワガタの交雑
環境収容力
どのくらい採ってもよいのか
すべての命は大切
移入先で見つかったクニマスの例
命の選別は許されるのか
岩手・秋田の県境に位置する八幡平の曲崎山を中心に、東側のブナの森を流れる葛根田川。
優しい山容が特徴的なこの地域に谷を刻む源流部ですが、今回は2泊3日の計画でテンカラザオを振りながら沢を遡行。
メンバーは別冊『渓流』でも活躍する源流カメラマン・丸山剛さんと、同誌の筆者でもある渡邉大樹さん。
本作では、2人がいつも楽しんでいる源流の遊び方をレポート。
源流で必要な道具類の紹介、タープの張り方、さらには確実に炎を安定させるための焚火の熾し方など、沢泊まりに必要なノウハウについて解説します。
本流沿いの滝ノ上温泉より入渓し、支流の大石川を釣り上がり、秋田との県境に横たわる湿原を目指す源流旅の模様をお伝えします。
魅惑のニューフィールドから老舗レイクまで
房総半島のレンタルボートフィールドは新時代に突入!
千葉はもちろん、東京や横浜といった大都市圏からのアクセスが非常によく、
それでいて緑が濃く自然に囲まれた環境の中で快適な釣りが楽しめる三島湖、高滝湖、戸面原湖。
高滝湖は言わずと知れた房総屈指の人気リザーバーであり、三島湖と戸面原湖はまだバスアングラーに開放されて間もない、バスレイクとしてはこれからのフィールド。
いずれもレンタルボートを活用してバスフィッシングを楽しめることから、釣り場の地形、魚の付き場や実績場、シーズンごとの傾向は誰もが知りたいところ。
3つの湖に精通する3人のアングラーが詳細にそれぞれの湖の癖や釣り方を解説した本書があれば、フィールドで迷うことなく戦略的なバスフィッシングが堪能できる。
今後ますます注目すべきフィールドである三島湖、高滝湖、戸面原湖。魅惑の三湖を訪れるなら、この大明解MAPは最上の教書となるだろう。
【完全保存版】
令和時代の最新攻略法・ストラクチャー・実績スポットを
3名のスペシャリストが完全公開!
三島湖
監修:川島勉
かわしま・つとむ 1969年生まれ。三島湖、亀山湖、笹川湖など房総リザーバー群をホームグラウンドに「自分が楽しい釣り」を追求。
カワシマイキーやポンパドールなどの人気ルアーの開発に携わっている。
2017年H-1グランプリマスターズカップでは自身が手掛けたマッシュボブSRで優勝を飾った。
高滝湖
監修:折金一樹
おりかね・かずき 1979年生まれ。H-1グランプリやNBCチャプターなどのローカルトーナメントに超積極的に参戦し試合漬けの日々を送る。
2016、2018年H-1グランプリAOY。O.S.Pプロスタッフとしてルアー開発やテストにも携わっている。2017年から開始した「オリキンガイドサービス」は大好評。
高滝湖や亀山湖でガイドを行なっており、日々変わりいく地形やバスの嗜好を詳細に把握している。
戸面原湖
監修:羽生和人
はぶ・かずひと 1982年生まれ。亀山湖のロコアングラーにしてゲストに好釣果を約束する敏腕ガイドとして活躍。
戸面原湖のみならず房総リザーバー全般に詳しく、近年ではプロスタッフを務めるエンジンブランドで
ロッドやルアーなどの開発に携わっており、それらのタックルの評価も高い。
三島湖 監修:川島勉
010 三島湖
012 三島湖全体図
014 ダムサイト周辺
016 三ツ沢周辺
018 川俣~夢の島周辺
020 湯ノ沢周辺
022 奥米周辺
024 鯨島周辺
026 渡辺釣舟店前と長山周辺
028 サンゴ沢周辺
030 キャンプ場周辺
032 三島湖 特徴・ルール&シーズナルパターン
高滝湖 監修:折金一樹
044 高滝湖
046 高滝湖全体図
048 ボート進入禁止エリア
050 本湖下流部
052 TKKボート~古敷谷川
054 古敷谷川上流部
056 本湖東岸
058 本湖西岸~UFOワンド
060 境橋周辺
062 養老川吐き出し部
064 養老川中流
066 養老川上流部
068 高滝湖 特徴・ルール&シーズナルパターン
戸面原湖
080 戸面原湖
082 戸面原湖全体図
084 草島~西川淵
086 西川淵~宇藤木橋
088 宇藤木橋~鎌の鼻
090 鎌の鼻~石田橋
092 ブイ横~キャンプ場下
094 石田島~上郷橋
096 上郷橋~中島ワンド
098 上郷上流
100 戸面原湖 特徴・ルール・シーズナルパターン
078 房総チャプターチャンプが明かす
大塚高志 勝利の方程式
STAFF
[Editor in Chief] 天野三三雄
[Edit & Design] 高崎冬樹(編集企画EEL)
[Special Advisers] 川島勉/折金一樹/羽生和人
[Illustration]山本556(cocolo-design)
[Photograph]水藤友基