東に新潟、南に群馬の県境に近い長野県北東部。
その山深い地域に谷を刻んでいるのが、中津川支流、魚野川の源流部。
古くは秋山郷や周辺地域のイワナの職漁師たちが仕事場としてきた流れで、そこへは今でも自分の足を使わなければ訪れることはできません。
今でも、イワナの魚影豊かな釣り場として足を運ぶ釣り人も多い源流域ですが、今回はそんな魚野川の遡行を、3泊4日の日程で計画。
目標はイワナを釣りながら源頭部を目指し、さらに稜線まで詰め上げること。
メンバーは別冊『渓流』でも活躍する源流カメラマン・丸山剛さん、同誌の筆者でもある渡邉大樹さん。
原生林が川面に迫り、生命感の漲る初夏の魚野川を、ゆったりと沢泊まりを楽しみながら最上流を目指して釣り歩きます。
特集
侃々諤々 フライキャスティング論
フライフィッシャーにとって、フライキャスティングは永遠の課題、といってよいでしょう。
「シングルハンドのキャスティング」だけ取り上げても、そのスタイルと考え方の多様さに舌を巻きます。
つまり、「いろんな人がいろんなことを言っている」という状態に、見えます。ですが、本当にそうでしょうか?
今号では、多くの名手にご登場いただき、それぞれのキャスティング論について、実演、もしくはインタビューとして紹介しています。
私たちはただ、フライを思ったところに、思った形で、美しく飛ばしたいだけなんです。
なのに、この議論に終わりはあるのでしょうか……。ああ、楽しい!
このほか、九州の釣り旅、スカジットラインの選び方、セイシェルのGTなど、幅広く取り上げています。
CONTENTS
009
特集
侃々諤々、フライキャスティング論
012 ティップの軌道がまっすぐならフライラインはまっすぐ飛んでいく
鈴木 寿
松本賢治=写真
020 ロッドは使い方によって硬くも軟らかくもなる。自分は硬く使いたい
川上耕也
岡村亨則=写真
026 ロッドティップの上を通るループを作ればいい
山口直哉
田伏 博=写真
032 フライロッドは手、腕の動きを増幅する“アンプ”。いかに正しい動きを入力できるか
矢﨑広志
田伏 博=写真
038 対象魚やフィールドで投げ方を変えるけれど、基本的な動作は同じ
筒井裕作
松本賢治=写真
046
理想は「たるみ」がないピンと張った状態。ラインの重さをもれなくロッドに乗せたい
濱野 勝
奥井隆史=写真
054
フライキャスティング、私はこう考える
東瀬一郎
新藤忠伸
歌川義郎
牧野由梨
平野秀輔
小野 訓
063 ローカルのキャスティングコミュニティが楽しい
067 拝啓、ジム・グリーン様
ポジティブストップがつなぐフライキャスティング
The Positive Stop Will Improve Flycasting
尾花寛康=文・写真
075 結局、フライキャスティングって何なんだ?
078 生きてる!
斉藤裕子=文
津留崎 健=写真
088 いち早く春に出会う
098 ぜんぶ、この川のせいだ
104 スカジットラインの選び方
108 ドライフライ・フィッシング川考察
渋谷直人=文
111 【連載】オホーツク通信
Vol.7 クイルゴードン七変化
備前 貢=文・写真
121 剛の探求
中根淳一=文・写真
126 革新、という伝統
130 破壊の化身を釣る
ラスマス・オヴェセン=文・写真
マーティン・オルセン、カイル・リード、スチュワート・ウエブ=写真
138 もっと、日本の渓流のために
143 THE LAST CAST
144 EVENT GOODS INFORMATION
146 次号予告
[STAFF]
<Editor in Chief>
滝 大輔 Daisuke TAKI
<Editors>
山本克典(シーオーツー) Katsunori YAMAMOTO(CO2)
<Designers>
大川 進 Susumu OHKAWA
小根山孝一 Kouichi ONEYAMA
野口紀子 Noriko NOGUCHI
中根 淳一 Junichi NAKANE
SECT Design
<Illustrator>
小倉隆典 Takanori OGURA
<FlyFisher ONLINE Developer>
ハイフォレストシステム開発
岡和田茉莉子 Mariko OKAWADA
岡和田宇司 Takamori OKAWADA
<Advertising Personnel>
岡村政宏 Masahiro OKAMURA
小谷中 淳一 Junichi KOYANAKA
<Special Thanks>
東 知憲 Tomonori HIGASHI
ISBN978-4-86447-495-5 C9475
本体1,800円+税
A4変型判・中綴じ 116ページ
お陰様で発売後すぐに品切れとなった『琵琶湖岸釣りMAP 南湖』の重版が決定いたしました。
4月26日に出来上がる予定です。
品切れでご迷惑をお掛けしております。もうしばらくお待ちいただければ幸いです。
併せましてデジタル版の発売も開始いたしました。
ムックでは弊社初となります。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
2019年度から日本のバスフィッシングトーナメントトレイルの最高峰「JB TOP50」から
バスフィッシングの本場アメリカに主戦場を移した青木大介。
JB TOP50では通算3度の年間タイトルを獲得するなど無類の強さを誇った青木だが、
そのような輝かしい好成績を支えていたのが彼の最大の武器といえる繊細なテクニックを駆使した「フィネスフィッシング」だ。
本作は、そんな青木が渡米を機に日本のトーナメントで勝つためにこれまで多くを語らなかった
フィネスフィッシングの核となる部分を包み隠さずすべて公開。
2013年シーズンからTOP50における彼の戦いすべてを収録した人気シリーズ「シリアス」からの映像を交えつつ、
七色貯水池と霞ヶ浦水系で実釣解説する。とくに多くのアングラーが知りたいムシを模したルアーでバスを誘う「ムシパターン」と
ネコリグの解説では彼の理論を裏付けるように次々とグッドコンディションのバスが宙を舞う!
昨今のタフコンディション化したフィールドでも彼のテクニックを駆使すればバスとの距離がぐっと近づくことは間違いない。
令和の海遊び始めはこれで決まり!
春から夏が旬の海遊びの大定番「潮干狩り」。
小さい子どもがいても家族全員で楽しめる安全さと美味しさが魅力です。
美味しいアサリをザクザク採る基本から、〝超人〟として知られる名手の裏ワザ、
さらにアサリのほかにも楽しい、アカニシ、マテガイ、アナジャコなど他の貝や生きものの採り方まで大公開。
もちろん、採ったアサリを美味しく食べるために必要な砂抜き・塩抜きなどの後処理、美味しい料理方法もしっかり掲載しています。
そして、潮干狩りはなんといっても、「いつ出かけるべきか」を正確に把握することが大切。
巻末に収録した「2019年度版 潮干狩りカレンダー」をチェックすれば、
日本全国の海辺で潮干狩りを楽しむのに最適な日がひとめで分かります。
さあ、令和の海遊びは潮干狩りで始めましょう!
(目次)
03 みんなで行こう わくわく潮干狩り!
06 潮干狩りに出かけよう!日程の決め方&2019オープン日レポート
10 やっかいモノでもちょっと楽しい急増中の「アカニシ」を食べてみよう
13 王道アサリと一緒に人気のマテガイを楽しむ!
17 潮干狩り人気大漁フィールド特集2019
茨城県……大洗サンビーチ
千葉県……ふなばし三番瀬海浜公園・木更津海岸・富津海岸・牛込海岸・江川海岸
神奈川県……海の公園・走水海岸
静岡県……浜名湖
愛知県……矢梨潮干狩り場・東はず海岸&前島・新舞子海水浴場
三重県……御殿場海岸・安濃川河口・髙松海岸
大阪府……二色の浜海水浴場
兵庫県……赤穂唐船サンビーチ・的形海水浴場
広島県……宮島
福岡県……今津海岸
熊本県……長浜海岸
25 要注意!漁業権の大事な話
46 アサリde楽しむ美味料理
48 持ち帰り&砂抜き最強マニュアル
51 基本を知れば楽しさ倍増! はじめての潮干狩り大漁ベーシック
56 病みつきスリルの捕獲劇!アナジャコと遊ぼう
59 最適日が一目瞭然!2019年度版潮干狩りカレンダー