ISBN978-4-86447-358-3 C2075
紙版本体1,000円+税
デジタル版本体900円+税
B6判並製 128P
あの恐怖が12年ぶりに!
月刊つり人の夏休み恒例企画だった水辺の怪談。
数年分を一冊にまとめて書籍化したところ、怪談マニアから「こんな怖い本は初めて読んだ」
「書いている人たちが実名!」「町や川や橋の名前もリアル!」と評判を呼び、瞬く間に三巻まで刊行。
その後、選りすぐりの怖い話をまとめた『水辺の怪談 最恐伝説』を最後に続編が出ることはなかった。
「まだか…」「読みたい…」という怪談マニアの熱い要望に応えるべく、
実に12年ぶりに釣り人たちの怪談をたっぷりお届けする。
しかもすべてが新作(内8話は2019年の月刊つり人からの収載)。
海も川も湖も、水辺は奇異に満ちている。
目次
川・湖の章
釣り雑誌の鮮明すぎる心霊写真 伊藤巧────6
闇から覗く白い眼 栗原宗康───12
22年ぶりに再会した少女 湯村武広───16
月夜の水面から見つめるモノ 桑鶴剛史───22
奥多摩の霊 吉田孝────28
黄色い布 鷹野敬一───34
ワンピースの女性 内藤学────40
風が運んできたモノ 齋藤庸三───48
僕には見える琵琶湖大橋の3人 松下雅幸───54
嬌声が悲鳴に変わった湖水浴 松下千香───58
真夜中のテント場 戸門剛────62
廃棄バスから漂う妖気 千島克也───67
青いヤッケの釣り人 河野辺元康──72
それでも車中泊はやめられない 津留崎義孝──76
海の章
三陸の孤島に泊まると 塩津紀彦───84
旧い地名と元寇防塁跡 髙橋大介───92
男女群島の怪奇現象 米山保────97
頭に乗せられた手 反町工健───102
恐怖のコーポは今もまだそこに建つ 大久保幸三──106
赤い写真 水橋加知博──112
2週続けて起きた夜の怪奇現象 荒木一樹───117
オジイと思い出の磯 文屋剛────122
ブックデザイン 佐藤安弘(イグアナ・グラフィックデザイン)