東に新潟、南に群馬の県境に近い長野県北東部。
その山深い地域に谷を刻んでいるのが、中津川支流、魚野川の源流部。
古くは秋山郷や周辺地域のイワナの職漁師たちが仕事場としてきた流れで、そこへは今でも自分の足を使わなければ訪れることはできません。
今でも、イワナの魚影豊かな釣り場として足を運ぶ釣り人も多い源流域ですが、今回はそんな魚野川の遡行を、3泊4日の日程で計画。
目標はイワナを釣りながら源頭部を目指し、さらに稜線まで詰め上げること。
メンバーは別冊『渓流』でも活躍する源流カメラマン・丸山剛さん、同誌の筆者でもある渡邉大樹さん。
原生林が川面に迫り、生命感の漲る初夏の魚野川を、ゆったりと沢泊まりを楽しみながら最上流を目指して釣り歩きます。