特集
侃々諤々 フライキャスティング論
フライフィッシャーにとって、フライキャスティングは永遠の課題、といってよいでしょう。
「シングルハンドのキャスティング」だけ取り上げても、そのスタイルと考え方の多様さに舌を巻きます。
つまり、「いろんな人がいろんなことを言っている」という状態に、見えます。ですが、本当にそうでしょうか?
今号では、多くの名手にご登場いただき、それぞれのキャスティング論について、実演、もしくはインタビューとして紹介しています。
私たちはただ、フライを思ったところに、思った形で、美しく飛ばしたいだけなんです。
なのに、この議論に終わりはあるのでしょうか……。ああ、楽しい!
このほか、九州の釣り旅、スカジットラインの選び方、セイシェルのGTなど、幅広く取り上げています。
CONTENTS
009
特集
侃々諤々、フライキャスティング論
012 ティップの軌道がまっすぐならフライラインはまっすぐ飛んでいく
鈴木 寿
松本賢治=写真
020 ロッドは使い方によって硬くも軟らかくもなる。自分は硬く使いたい
川上耕也
岡村亨則=写真
026 ロッドティップの上を通るループを作ればいい
山口直哉
田伏 博=写真
032 フライロッドは手、腕の動きを増幅する“アンプ”。いかに正しい動きを入力できるか
矢﨑広志
田伏 博=写真
038 対象魚やフィールドで投げ方を変えるけれど、基本的な動作は同じ
筒井裕作
松本賢治=写真
046
理想は「たるみ」がないピンと張った状態。ラインの重さをもれなくロッドに乗せたい
濱野 勝
奥井隆史=写真
054
フライキャスティング、私はこう考える
東瀬一郎
新藤忠伸
歌川義郎
牧野由梨
平野秀輔
小野 訓
063 ローカルのキャスティングコミュニティが楽しい
067 拝啓、ジム・グリーン様
ポジティブストップがつなぐフライキャスティング
The Positive Stop Will Improve Flycasting
尾花寛康=文・写真
075 結局、フライキャスティングって何なんだ?
078 生きてる!
斉藤裕子=文
津留崎 健=写真
088 いち早く春に出会う
098 ぜんぶ、この川のせいだ
104 スカジットラインの選び方
108 ドライフライ・フィッシング川考察
渋谷直人=文
111 【連載】オホーツク通信
Vol.7 クイルゴードン七変化
備前 貢=文・写真
121 剛の探求
中根淳一=文・写真
126 革新、という伝統
130 破壊の化身を釣る
ラスマス・オヴェセン=文・写真
マーティン・オルセン、カイル・リード、スチュワート・ウエブ=写真
138 もっと、日本の渓流のために
143 THE LAST CAST
144 EVENT GOODS INFORMATION
146 次号予告
[STAFF]
<Editor in Chief>
滝 大輔 Daisuke TAKI
<Editors>
山本克典(シーオーツー) Katsunori YAMAMOTO(CO2)
<Designers>
大川 進 Susumu OHKAWA
小根山孝一 Kouichi ONEYAMA
野口紀子 Noriko NOGUCHI
中根 淳一 Junichi NAKANE
SECT Design
<Illustrator>
小倉隆典 Takanori OGURA
<FlyFisher ONLINE Developer>
ハイフォレストシステム開発
岡和田茉莉子 Mariko OKAWADA
岡和田宇司 Takamori OKAWADA
<Advertising Personnel>
岡村政宏 Masahiro OKAMURA
小谷中 淳一 Junichi KOYANAKA
<Special Thanks>
東 知憲 Tomonori HIGASHI