10月25〜26日
千葉県香取市の「水の郷さわら」を会場に
国内におけるビッグトーナメントのひとつ
Basserオールスタークラシックが開催された。
大会直前のプラクティスで思うような結果を出せず
不安を抱えたまま当日を迎えた選手も少なくなかった。
シビアな展開が予想されたが
大会が開催された2日間は穏やかな秋晴れに恵まれ
プラからは考えられないようなハイレベルの闘いが繰り広げられた。
中でもスタート奪取に成功したのが
昨年の覇者、小野選手だ。
初日の12時の中間発表ではすでにキーパーを5尾そろえ
リミットメイクに成功。
連覇に向けてそのまま加速するかと思われたが後が続かず
小野選手の独走に待ったをかけたのが青木選手だ。
初日は青木選手が5尾、4920gで1位。
小野選手は4300gで2位。
3位は4尾で3600gの吉田秀雄選手。
4位は2年連続準優勝中の村川選手で、3尾2780g。
成田選手が3尾2760gで5位だった。
2日目は初日よりさらに暖かく
早朝の気温は17℃。
23℃くらいまで上がるとの予報であった。
8時の中間報告ではパターンをつかみきれない選手が多いなか
青木選手が3尾、小野選手が2尾をキープという情報が流れる。
この時点で2日間のトータル釣果は
青木選手6420g
小野選手6300g
吉田選手4100g
小森選手2830g
村川選手2780g
であり、小野選手と青木選手の一騎打ちの様相を呈してきた。
会場の「水の郷さわら」では
史上最多と思われる多くのギャラリーが
13時過ぎから予定されているウエイインショーを心待ちにしていた。
そして、大塚選手で始まったBasserオールスタークラシック2014のウエイインショー。
加藤選手が良型を3尾、並木選手もキーパーを4尾と
会場を沸かせた。
しかし、その後の選手はノーフィッシュか1尾が続き
フィールドが予想以上にタフコンディションだったことが明らかになっていった。
17番目で登場した桐山選手が2日間トータル5780gで
初日の青木選手の成績を上回り暫定トップに躍り出る。
21番目に登場した沖田選手が5尾4100gと気を吐いたが
トータル釣果5770gと桐山選手に10g届かず。
初日3位の吉田秀雄選手もまくることができず
この時点で桐山選手の3位以内は確実になった。
残すのは初日トップの青木選手と2位の小野選手。
まずは小野選手。
キロフィッシュを立て続けに取り出すが
3尾目が出てこない。
2尾で2710g。
トータルで7010gで暫定トップが入れ替わる。
そして、最後は青木選手。
青木選手が2100gを持ち込めば
初優勝である。
青木選手は4尾をキープ。
重量は2680g。
MCが数を読み上げると
普段はクールな青木選手が、ステージの上で何度もガッツポーズを決めた。
そして、感極まって男泣き。
JBの最終戦では1位で臨んだものの、予期せぬ結果に終わり
かなりの精神的ダメージを受けていたといわれる青木選手。
しかし、その後、エリート5に勝利し
その勢いでオールスターに参戦したものの
直前のプラクティスでは大いに悩まされていたという。
そんな青木選手だったが
オールスター優勝は昔からの夢であり
まさに勝利への執念が呼び込んだ
初の栄冠だった。
Basserオールスタークラシック2014成績表
大会の詳細は11月26日発売のBasser1月号をご覧ください。
また、優勝の青木選手、準優勝の小野選手に密着したDVD「Basserオールスタークラシック2014」を
12月に発売予定です。こうご期待!
関連商品
10月25日に発売になったばかりの青木大介さんの最新DVD SERIOUS 4 2014JB TOP50参戦記 前編
青木大介さんが目からウロコのレベルアップ術を分かりやすく解説 バス釣りがある日突然上手くなる
Basserオールスタークラシック2014 オフィシャルアイテム
青木大介さんが講師を務めるルアーフィッシング入門無料動画