誰もが手軽かつ簡単に釣果を出せるエリアトラウトフィッシング。一方で目の前にいる魚は釣れば釣るほどスレていきます。釣果を持続させるにはルアーの色使いやローテーションが必須。スプーンだけでも膨大な種類があり、トップからボトムまで多彩なプラグがあります。これらを使い分け、巻き速度やロッドアクションを変化させて魚に口を使わせる。「釣れる」「釣れない」の答え合わせはすぐにできるが、正解はひとつではありません。だからこそ、多くのアングラーが沼にハマり、人気沸騰中なのです。本書は実践すべき無数の事柄がじっくり整理して学べ、正しくエリアトラウトの沼にハマれる実用書です。
目次
2 まえがき
4 沼る! エリアトラウトの魅力
序章 種族によって変わるトラウトの多様性
9 ニジマス
10 ヤマメ&アマゴ、サクラマス
11 イワナ、ブラウントラウト
12 ブルックトラウト、コーホーサーモン
13 ドナルドソン、イトウ
第1章 タックル&ルアーを知る選ぶ
17 ロッドの選び方
21 リールの選び方
24 性能が飛躍的に向上するリールカスタムの世界
28 リールの簡単メンテナンス
36 ラインの選び方
42 ルアーの選び方
50 大人の社会科見学 ルアー製造現場に潜入!
56 小物&ギアの選び方
第2章 釣り場の選び方とマナー
69 どんな管理釣り場があるのか
72 服装の注意点 好ポイントとなる位置は?
73 場所取りはどうすればいいの?
74 覚えておきたいマナーと注意点
77 実釣編に入る前に覚えておきたい基本項目
第3章 実釣テクニック
82 スプーン編1 プロ「赤羽根悟」の場合
85 タックルのトータルバランスを考える
86 無駄のないスプーンの揃え方
88 赤羽根的カラー理論
90 サーチで決まるスプーニング
91 高活性魚を探すセオリー
93 放流魚と地の魚は背中で見分ける
94 スコアを重ねるのは再現性
96 スプーン編2 プロ「狩野祐太」の場合
97 キャンタ氏のスプーン講座
101 旧型優等生スプーンからアップデートを
103 加速度的にシビアになるカラーチョイス
104 エステル+ナイロンリーダーの可能性
106 クランク編 プロ「千藤卓」の場合
107 ニンジャが断言!「ビギナーはクランクから覚えよう!」
108 クランク向きのタックルとは?
109 キャストする前に覚えておきたい巻き速度
110 クランク使いのサーチの基本
115 クランクもフックにこだわりましょう
116 クランク&トップウォーター編 プロ「松本幸雄」の場合
117 「質」と「スピード」を兼ね備えた上級編サーチ
118 光量と水温に応じたレンジサーチ
119 クランクのカラー理論と流しソーメン理論
122 食わない魚にだけロッドアクションを!
124 クランクに適したラインの正解は?
125 松本幸雄的クランクベストフックとは?
127 ラトルはクランクで効果的?
128 「お祈り」の 正しいやり方
129 「やらない」なんてもったいない! トップウォーター戦略
132 トップもフックが重要!
134 釣り分けのカラーチョイスを意識しよう!
136 ボトム編 プロ「伊藤雄大」の場合
139 「縦ボトム」と「横ボトム」 から知るルアーチョイス
147 「寄せる色」と「食わす色」 ボトム的カラー考察
148 「ボトムを耕す」って 何ですか?
150 ミノー編 プロ「森田純也」「蓬田徹朗」の場合
151 覚えれば釣果倍増の マジックジャーク!
154 実釣前に必ず行なう儀式
156 「構え」だけで釣果が伸びる マジックジャークのフォームとは?
158 「逃がし」の テクニックを習得せよ!
159 カラーから考える マジックジャークの根底
161 開発者が語るマジックジャークと これからの展望
164 縦釣り編 プロ「霜出朋言」の場合
165 「使用禁止」になるほどの 異次元の釣獲力
168 初歩にして奥義である 基本セッティング!
170 サーチと食わせの違いを 意識することが第一歩!
172 中間フォールを身につける
174 ボトムメソッドをマスターしよう
175 当日放流魚は 釣れるのか?
176 釣れれば釣れるほど フックはシビアになる
177 シモキン流 「縦釣り」への想い
179 番外編 持っていないと損をする 「お助け系ルアー」の存在
第4章 釣果に直結するフック
185 フックが出来上がるまでの道のり
186 ヤリエフックのジャンル分け
188 フックは沼
第5章 大会参戦のススメ
191 トーナメントの多彩な魅力
192 固定化した釣りはマンネリを早める
197 コラム1 炸裂するオリカラの魔力
200 コラム2 養鱒の現状から考えるエリアトラウトの近未来
206 あとがき